本田加入はパチューカにとって「革命的」 南米メディアが同行する“チーム”を紹介

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加入会見には約20の日本メディアが集結

 日本代表FW本田圭佑はメキシコの名門パチューカに移籍し、ファンの前でのお披露目となった加入会見でスペイン語を駆使するなど、早くも“らしさ”を発揮している。

 その様子にメキシコ以外のメディアも注目しており、スペイン紙「AS」のコロンビア版でも特集されている。

「ケイスケ・ホンダの加入は、彼がチームに合流してから革命的な物事となっている」

 同紙は本田加入によって、パチューカへの注目度が高まっていることをこう表現した。実際、記者会見では約20の日本メディアが取材に訪れたとのことで、“革命的”との言葉もあながち誇張ではないのだろう。

 本田がもたらしている革命は、彼がメキシコに呼び寄せた“チーム本田”という点でも触れられている。本田をミラン時代からサポートするスタッフ、メキシコにいち早く溶け込むための通訳、そして標高約2400メートルと高地のパチューカでフィジカルとコンディションを磨き上げるための個人トレーナーを呼び寄せていると記事では紹介。またクラブのヘスス・マルティネス会長は、会見で本田に対して個人シェフをつけることも約束している。

リーグ開幕戦の出場は微妙か

 現時点で本田はディエゴ・アロンソ監督率いるチームに完全合流とはなっておらず、現地時間23日に行われるリーグ開幕戦プーマスUNAM戦の出場は微妙と記事では触れられている。

 とはいえ英語と同等、いやそれ以上にスペイン語圏はサッカーに対する愛情や造詣が深い国が多い。そのなかで本田は、ミランの10番を背負った実績に違わぬようなスター性を、いきなり発揮しつつある。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images