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単車の欠片をその身に刻め……!? ぼくにその覚悟はありませんけど。

カスタムバイク、およびバイクのカスタムパーツ、アパレル製品などを販売する「Indian Motorcycle」のアメリカ版ページは、なんとも挑戦的なタトゥー用インク『Indian Motorcycle Ink』のプロジェクトを公開しています。なんとこのインク、バイクの「バーンアウト」によるタイヤの燃え残りから採取された炭素を利用しているというのです。

その成分はタイヤの焼け残り





そもそもバーンアウトとは、バイクの後輪を無理やり空転させながらその場にとどまり、タイヤからモクモクと盛大な煙を出すパフォーマンス。バイクがバーンアウトを行った跡には、ドロドロに溶け、あるいは燃え落ちたタイヤの破片が残ります。そこでIndian Motorcycleは、同社のバイク『Super Hooligan』で行ったバーンアウトの焼け残りをかき集め、そこから炭素を抽出して特別なタトゥー用インクを作成したというのです。

いくら元がタイヤの焼け残りとはいえ、炭素なら鉛筆やペン用のインクと同じだから安全……なのか、どうなのか。もうどうしてこんなことを思いついたのかさえわからない次元の発想であります。

「真のライダーなら、証明してみろッ!」





と公式ページで語るのは、モトクロス・ライダーで歌手「P!NK(ピンク)」の夫としても知られる、ケアリー・ハート氏。恐れを知らない彼の協力がなければ、今回のプロジェクトは始まらなかったとのこと。また実際のタトゥーの彫り込みはHart & HuntingtonやVatican Studiosのアーティストが協力しているそうです。



そもそもこれ、安全なの?





このタトゥー用インクの安全性については、誰もが気になるはず。この点についてNocturnal Inkの創立者にして経験あるタトゥーアーティストのFranco Vescovi氏は、「インクは無害かつ安全だ」と太鼓判を押しています。なんでも『Indian Motorcycle Ink』のようにアルコールと炭素を組み合わせたタトゥー用インクは、タトゥー業界ではごく一般的なんだとか。そう聞くと、少し安心できるような気もしますね。



このタトゥー用インクはIndian Motorcycleの特別なプロジェクトとして製作されたもので、いまのところ市販の予定などはなさそうです。あなたは自分の体にバーンアウトの燃え残りを刻み込む勇気はありますか?



文/塚本直樹

関連サイト



『Indian Motorcycle Ink』情報ページ(英語)