チャレンジする時の 「心の壁」を乗り越える四つのエール

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壁にもいろいろある

トレーニング中に生まれる「心の壁」。体に対してか、自分の心に対してか、いろいろな側面から壁は生まれます。でも必ずあるのは、前に進みたい気持ちとの葛藤。前進したい気持ちを、別の声が止めようとするから、自分の中に後ろめたさや、自己嫌悪や、後悔や不安やなんかやかが生まれてしまいます。進む、やめるって簡単に決められるものでもないし、スムーズに進むために生まれる心の警告の場合もあるので、見過ごすわけにもいきません。でも、いつまでもここにとどまって逡巡しているよりは、心の壁の正体を見極めて、それを解消してしまうほうがいいはずです。

ということで、ここでは考えられる「心の壁」とその解消の仕方を紹介。

心の壁を乗り越えるアドバイス

01.
これ難しすぎてできない!

ヨガなどの難しいポーズの場合は、まず、そのポーズがどんなポーズなのか、誰かできている人のお手本をきちんと見ましょう。そうすると、自分の動きのイメージを持ちやすくなります。例えば、料理を作るのだって、作り方の流れを目で見たほうが作りやすいですよね。ポーズも同じで、流れや流れや完成した形を頭の中でシミュレーションできるとスムーズです。ここは危ないというポイントや乗り越え方がわかれば、不安感や恐怖心は薄れるはずです。

02.
ポーズが怖い! 怪我しないかな…

恐怖心って実は悪いものではありません。これは安全に生きるために備わっている、心の動きだから。恐怖心があるから失敗や怪我をせずにすむし、学ぶ気持ちも起こります。ヨガでは逆立ちなど、日常にはない姿勢をとることも少なくありません。でも、だからこそ、これは怖い。顔をぶつけたり、失敗して転がったり、痛みや怪我もありそうです。そういう時は、きちんと信頼できる先生やトレーナーにサポートをお願いして、ポーズに入るまでの流れや出方を確認しておくこと。それから無理はしないこと。気持ちが散漫な時にもしないこと。やる気になって勇気がある時でないと、辛いだけだからです。ヨガでもトレーニングでも、行うことには意味があり、目的があります。そのポーズを取らなくても同じ目的が果たせるポーズがあれば、そちらを選択するのもいいでしょう。

03.
続けられないのはダメ人間?

毎日続けられない…と悩んでいるあなた。それは誰かに頼まれてやっていることですか?「ねばならない」と義務感や使命感でやっているとしたら、それは確かに罪悪感につながってしまうけど、そうでないなら気にやむことはありません。続けるための精神的な用意がまだできていないだけだから。続けることが楽しくて、変わっていく自分がうれしくて…という場合は続ければいいけれど、苦痛なら、それは続けなくてもかまわないのです。そんなことで悩むのはもったいないです。それでも、やりたい、というなら、例えばヨガマットを敷きっぱなしにするとか、誰か友達を巻き込むとか、考えてみませんか?

04.
体の限界は確実にある

壁は、本当に心が作っているのかを、冷静に判断することも大切です。例えば、骨格的な問題かもしれないし、筋肉の問題かもしれません。万が一、病気が潜んでいることだってあり得なくはないです。骨格、筋肉の質、関節の動き、靭帯など自分の限界を見極めるのは大切です。自分でわからない時は、先生やトレーナーなど、客観的に判断してくれる人に確認しましょう。

 

ライター:三上あずさ
出典:『Yogini』Vol.41「“心の壁”をどう乗り越えるか」
監修:ヤスシ/スタジオ・ヨギー エグゼクティブ・プログラム・ディレクター