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肝心のお味のほうは……どうなんでしょう?

栄養価が高く、実際に食べてみれば美味しいものもある(らしい)「昆虫」。家畜と比較してその育成も容易なことから、未来の食料として注目が集まっているという話も聞かれます。そんな食べられる昆虫として知られる「ミールワーム(甲虫の一種の幼虫)」を自宅で簡単に育てられる養殖ラック『The Hive』が、海外で販売開始されました。



こちらの価格は579ドル(約6万5000円)。製品の最新の配送時期は2017年10月31日。配送先として日本も選択できるようですが、生き物に関わるものなので現実的な輸入は難しいことでしょう。

ファン付きラックで昆虫を快適育成





『The Hive』は6つの棚が収納されたラックと「収穫エリア」からできており、それぞれの棚ではミールワームが育成できます。公式ページの説明によれば、最大で1週間に1回、ミールワームの「収穫」ができるそうです。ラックにはファンが備え付けられており、棚の中の空気を循環させ、温度を一定に保ってミールワームを健全に育成できるそう。



いよいよミールワームが十分に育ったら、棚の中身ごと本体最上段の「収穫エリア」に入れます。「収穫エリア」ではミールワームとその住み家、餌やゴミなどがより分けられ、食べられるミールワームだけが取り出せる仕組みになっているのです。ちなみにミールワームの育成に特別な餌は必要なく、キッチンで出た野菜くずや穀類の残りもの等を利用できるそうなので、エコロジーという観点からもポイントは高そうです。

誰でも簡単に育成開始





育成する昆虫は『Starter Kit』として、69ドル(約7700円)で別途販売されます。なお、公式ページによれば「第2世代のミールワームのみを食べることをオススメする」そうです。これは衛生面で『The Hive』のなかだけで育ったミールワームが食用に適しているということかもしれませんね。いや、もしかすると、世代によって食べやすさや味が異なる、なんてことがあるのでしょうか……?



未来の食料事情を変えられるか





収穫したミールワームは普通の料理にタンパク源としてくわえたり、ふりかけのようにサラダに追加したり、単体でハンバーグのように調理できるようです。また公式ページの案内によれば、ミールワームは同じ重さの牛肉を収穫するよりもはるかに育成スペースや必要な餌、水が少なく、二酸化炭素の排出量も減らせるんだとか。ミールワームの育成状況をじっくり見ていると食欲がなくなりそうな気もしますが、もしかしたら将来の人間はこういった昆虫を主食としているのかもしれませんね。

文/塚本直樹

関連サイト



『The Hive』製品情報ページ(英語)