会場内の様子

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 au Design projectの15周年を記念して、7月21日からグッドデザイン丸の内で開催される「ケータイの形態学 展」の内部が公開された。「インフォバー(INFOBAR)」や「タルビー(talby)」といった人気を博したシリーズの歴代デザインを含む約70点を展示。深澤直人がレゴで作った原点となるプロトタイプや初公開となるコンセプトモデルもそろい、デザインケータイからスマートフォン、未来のデザインまでを見ることができる。
 au Design projectは、外部デザイナーとコラボレーションするデザインプロジェクトとして2001年2月に発足。これまで深澤直人や岩崎一郎、マーク・ニューソン、吉岡徳仁ら名だたるデザイナーと協業し、「デザインケータイ」というジャンルを築き上げた。特に「INFOBAR」「talby」は人気が高く、「neon」「MEDIA SKIN」とともにニューヨーク近代美術館の永久収蔵品にも選定された。そのプロジェクトの精神は「iida」ブランドへと継承され、今年5月に15周年を迎えた。
 5章から構成される会場内には同社がこれまで手掛けてきた作品の約9割がそろい、第1章では2001年から2011年までに製造されたデザインケータイの量産モデルとコンセプトモデルを中心に時系列で展示。第2章は草間彌生をはじめ、東信や名和晃平といったアーティストとのコラボレーションにフォーカスし、2007年から2009年までのモデルを集めた第3章には森本千絵やチームラボによるデザインが並べられた。同展の見どころの一つだという第4章ではスマートフォンに焦点を当て、iPhone4の登場によりデザインが変更されたINFOBARのコンセプトモデル「INFOBAR family」のほか、「SUPER INFOBAR」「G13」「talby 2」のコンセプトモデルが初公開されている。
 最終章となる第5章は同プロジェクトが考える未来のデザインとして、深澤直人が手掛けた最新作「SHINKTAI」と、タカラトミー社とのコラボレーションで開発中のINFOBAR型トランスフォーマーを展示。「SHINKTAI」は近年注目されているデザイン思考を取り入れ、SNSネイティブ世代でデジタルデトックスに関心を持つ若者の存在やアナログ回帰の傾向があることから、「繋がりすぎない」デザインを提案している。このほか、INFOBARに連動して制作された「アンリアレイジ(ANREALAGE)」とライゾマティクス(Rhizomatiks)のコラボレーションアイテムや、マルニ木工と「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」によるスペシャルパッケージなどもそろった。
 同展の会期は7月21日から31日まで。入場無料で、来場者にはアンケートを実施する。主催社であるKDDIの担当者は来場者の声を今後の商品開発に活かす考えで、消費者に寄り添ったデザインを提供していきたいという。