昨年9月、台風被災地を視察した内閣府政務官(当時)が職員におんぶされ水たまりを渡った騒動は、日本のみならず中国や韓国でも報じられたが、このほどお隣の韓国でも、被災地を訪れた政界の要人をめぐり「長靴騒動」が持ち上がった。資料写真。

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昨年9月、台風で被災した岩手県を視察した際、長靴を履いていなかった内閣府政務官(当時)が職員におんぶされ水たまりを渡った騒動は、日本のみならず中国や韓国でも報じられるニュースとなったが、このほどお隣の韓国でも、被災地を訪れた政界の要人をめぐり「長靴騒動」が持ち上がった。

きっかけは7月20日、韓国のネット掲示板に掲載された「洪準杓(ホン・ジュンピョ)の長靴の履き方」とのタイトルの投稿だ。保守系の野党・自由韓国党の代表を務める洪氏は19日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と各党党首らとの会談を欠席し、先に水害で被害を受けた地域をボランティア活動のため訪れた。

投稿された写真は、現地で洪氏がまさに長靴を履く場面を写したものなのだが、関係者とみえる1人が洪氏の足をつかんで長靴に入れ、反対側では洪氏がよろめかないようもう1人が手を握って支えている。2人の助けを借りながら、長靴を履かせてもらっているのだ。投稿者はこれに「長靴も自分で履けないようだ」と皮肉をつづった。

またこれとは別に、ツイッターでは洪氏が長靴を脱ぐ様子を写した写真も公開された。こちらも写真を見ると、「履き方」と同様2人がかりの「大仕事」となったようだ。

これを目にした韓国のネットユーザーからは、「ホンデレラ?」「自分一人で長靴も履けないご仁がどんなボランティアをするんだ?」「手首でもけがしたの?」「長靴まで履かせてもらうなんて、まるで王様」など非難の声が相次いで上がっている。

また当初、党が公開した計画ではボランティア活動は午前11時30分から午後6時までとなっていたが、洪氏は支援金を地域住民に渡した後、昼食の時間を除くと実質1時間ほどしか作業に当たらなかったことも明らかになっている。そのためネット上では「ただのショー」「笑い話だな」「ふざけてる。写真を撮りに行ったのか?長靴も履いたことがないから一度履いてみようって?」といった指摘もあった。

しかしノーカットニュースの報道によると、中には「長靴を履かせてあげてるのではなく、履き方を(洪氏が)学んでいるところかもしれない」「大統領府での(党首らの)会談よりも、国民の暮らしを気にかけて水害の現場を訪ねた行動には信念が感じられる」と洪氏を擁護する反応もあったという。(編集/吉金)