井上ヨシマサ「神曲縛り」公演(C)モデルプレス

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【AKB48/モデルプレス=7月20日】20日、東京・秋葉原のAKB48劇場にて、井上ヨシマサ『神曲縛り』初日公演が開幕し、横山由依・田野優花・藤田奈那・峯岸みなみ・後藤萌咲・竹内美宥・岡田奈々・北澤早紀・小嶋真子(以上AKB48)・横山結衣(青森県)・早坂つむぎ(山形県)・本田仁美(栃木県)・小田えりな(神奈川県)(以上4人チーム8)・古畑奈和(SKE48)・神志那結衣(HKT48)・坂口理子(HKT48)の16人が出演。ここでは初日公演前に行われたゲネプロの様子をリポートする。

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◆井上ヨシマサ「神曲縛り」公演


同公演は、AKB48の楽曲を数多く手がけ、“やすす”(秋元康総合プロデューサーの愛称)ならぬ“よすす”と呼ばれるほどファンにも愛されているシンガーソングライター・作曲家・編曲家の井上ヨシマサのよるプロデュース公演。

井上作曲の楽曲を中心に、姉妹グループからもパフォーマンスに定評のある選りすぐりのメンバーが選出。「神曲と言われるために、何度もリテイクして踊りを付けなおして、後世に残していこう」という井上の言葉通り、既にファンの間では親しまれている“神曲”たちに、リミックスや、ダンスのリニューアルによって、メンバーたちの手作りで新たに息が吹き込まれた。ほとんどがオリジナルではないメンバーで、劇場公演にまだまだ無限の可能性を感じた。

◆エースは岡田奈々


SKE48の高木由麻奈が制作に携わった『overture』で開幕。オープニングは、『RIVER』で始まり、『1994年の雷鳴』、『ただいま恋愛中』、『投げキッスで撃ち落とせ!』、『真夏のSounds good!』とクールな楽曲から王道アイドルソングまでパワフルに5曲連続でパフォーマンス。

通常の公演のオープニングは4曲が通例となっており、いきなりのフルスロットルにメンバーは汗びっしょり。今回、エースとしてセンターに立つことが多い岡田は「公演のエースに初めて選んで頂いたので、恥じぬよう頑張りたい」と意気込んだ。

◆「Everyday、カチューシャ」ボサノバ風を生演奏で


中盤のユニットパートは、岡田(ボーカル)、竹内(ピアノ)、古畑(サックス)の生演奏による『泣きながら微笑んで』のパフォーマンスでスタート。自身でピアノアレンジした弾き語り動画を公開している竹内、SKE48のライブでもサックスを披露することがある古畑の堂々とした演奏に、岡田の安定感のある歌声が伸び伸びとのっかった。

そのままボーカルに峯岸が加わり、今度はアップテンポの『Everyday、カチューシャ』を大胆にボサノバ風にアレンジしたバージョンで披露。古畑はサックスをアルトからテナーに持ち替え、劇場が一気に大人な雰囲気に包み込まれると、次は一転、峯岸の口上で着物姿の神志那が登場。元メンバーで演歌歌手の岩佐美咲の演歌『鯖街道』を情感たっぷりにカバーする。

そして、隠れた名曲と言われるチームAのスローテンポのナンバー『孤独な星空』を、セクシーな衣装に身を包んだメンバーがしっとりと歌い上げ、劇場はさながら別世界に切り替わった。

◆チーム8横山結衣が「UZA」新ダンスを考案


後半は『カモネギックス』(NMB48)、『Beginner』、『UZA』(AKB48)、『Escape』(SKE48)と48グループ内でも最高難度のダンスが要求されるナンバーを連発。

メンバーは、引き締まったウエストがあらわになった衣装で、激しく髪を振り乱し本家に負けず劣らないパフォーマンスで圧倒。『カモネギックス』『Beginner』はリミックスバージョンだといい、『カモネギ』では1人1人がソロダンスを考案し、見せ場を持った。

また、今回の『UZA』の振付は、オリジナルと異なり、新たにチーム8随一のダンススキルの持ち主で知られる横山結衣が考案。メンバーは「ハンパない」「こっちのほうが難しいよね!攻めてきたよね!」「苦しめられた」と口々に苦労したことを回顧。総監督の横山由依も「レッスンの日結構落ち込んだ」というほどで、小田は「まじで難しくて今日初日を迎えられたのが夢みたい」と話した。

『Escape』はそんな横山結衣と田野、古畑、本田の4人の精鋭で披露。直後のMCにも立った田野は「何でこのMCメンバー私入ってるの?」と叫ぶほどへとへと。小柄ながらダイナミックなパフォーマンスで数々の公演をこなしてる田野だが、「AKB入って初めてこんなにハード」とこぼしていた。

◆パフォーマンス選抜?「尋常じゃなかった」


本編最後は総監督センターの『ハロウィン・ナイト』、田野の歌い出しで始まる『長い光』で閉幕。アンコールは『希望的リフレイン』、『大声ダイヤモンド』、『誰かのために(What can I do for someone?)』とシンプルに王道のナンバーで、締めくくった。

MCで峯岸は「アイドル性がどうとか顔がどうとかおいといて、パフォーマンスが長けているメンバーを選んで下さった」と選抜についてコメント。メンバーもレッスンの段階からクオリティの高さを感じていたようで、北澤も「レッスンの進む早さが尋常じゃなかった」と驚いていた。

◆「まとまるか結構心配だった」本音も…


ゲネプロ後の囲み取材には、井上、横山由依、岡田、峯岸、横山結衣、古畑、神志那が出席。

AKB48結成当初から公演にたずさわってきた井上は、これまで楽曲制作の際の最初の歌入れに参加するなど裏方として活躍しつつも選抜に選ばれなかったメンバーを惜しく思っていたことを明かし、「やればやるほど『あの子上手いな』とかそういう人たちがちらほらストックとしていて、僕としてはスキルがあるのに実力以下の知名度だった人たちをご紹介できたらと集めました」と選抜メンバーの基準を説明。

また、「スキルがあって上手いから『私を見て』ってなりそうだなって人を集めてます。そのひとたちが厳しい振付を体験して共存して一つになってほしい」とあえて個の主張が強そうなメンバーを選出した狙いを告白。

峯岸は「チャラチャラした50歳だと思ってたんですけど、やっぱり伊達に素敵な曲を書いてないなと思いました」とその言葉に感動した様子だった。

今回、オリジナルメンバーとして楽曲を後輩に教えることが多かった峯岸は「まとまるのかなっていう印象があって結構心配だった」と個性豊かなメンバーが団結するか危機感を抱いていたことを告白。しかし、レッスンを通じて、「お互いが『お前やるな』って高めあえるようになってきた。このチーム行けるなってギリギリに感じたので喜びも大きい」と胸を張った。

◆“よすす”こと井上ヨシマサによるセットリスト解説


セットリストは、井上曰く、当初は「他の人の曲入れるもんかって思ってた」というが、「歌のスキルとかダンスとかメンバーが輝ける曲を」と幅広い楽曲から選び、「最初は5割くらい他の人の曲だったんですけど、実際9割くらい僕の曲になった」と笑った。

また、AKB48に携わるまではかっこいい楽曲や「趣味に走ってた」時期もあったが、「AKBの曲を作ることによって直接お客さんの心の距離とか、そこにテクニックはいらない。『大声ダイヤモンド』くらいの時から変わってきた」と、楽曲制作において考え方の変化があったそうで、「自分がそこに行くまでの気持ちの流れ」と終盤はシンプルな楽曲で締めくくった理由を明かした。

◆チーム8横山結衣に総監督横山由依が感心する


『UZA』の振付を担当した横山結衣は「完成して皆で踊るってなったときに達成感がすごくてこれからすごいワクワクしてます」と胸を膨らませコメント。峯岸には「何でこんな難しいの?責任持って教えてよ」と言われたことを暴露し、「素敵に踊ってくださって嬉しいです」と笑顔を見せた。

総監督の横山由依は、「言わなかったら(メンバーが)振付したって分からない。ダンスの先生が振付してくださっている感じで、よくやってるなあ…ってメンバーからしても驚く。こういう力を秘めてるメンバーがいる」と頼もしい後輩の活躍にただただ感心していた。

◆峯岸みなみ「大人の色気を投入」


さらに、『泣きながら微笑んで』では、生演奏でボーカルを担当した岡田は、「正直すっごい気持ちいいです、自由に歌わせてくれるんですよ、楽器が上手すぎて」と竹内と古畑の演奏を絶賛。『Everyday、カチューシャ』から同じくボーカルとして加わる峯岸は、「まあ年齢も24と大人なので、3人が良い感じにユニット1曲めを歌いこなしているので、大人の色気を投入。ハワイのサンセットバーで『私たち1曲歌います』っていう気持ち」とアピール。

改めて峯岸のバランスの整ったパフォーマンス力が発揮されている公演ともなっており、公演中も後輩から何度も称賛されていた。「意外と歌ったり踊ったりできるぞって。喋りだけじゃないぞ」と誇っていた。(modelpress編集部)

■セットリスト


記載なしはALL
1.RIVER
2.1994年の雷鳴
3.ただいま恋愛中
4.投げキッスで撃ち落とせ!
5.真夏のSounds good!
6.泣きながら微笑んで(岡田奈☆・竹内・古畑)
7.Everyday、カチューシャ(岡田奈☆・竹内・古畑・峯岸☆)
8.鯖街道(神志那)
9.孤独な星空(ALL/神志那以外)
10.カモネギックス
11.Beginner
12.UZA
13.Escape(横山結・本田・田野☆・古畑☆)
14.ハロウィン・ナイト
15.長い光
〜アンコール〜
17.大声ダイヤモンド
18.誰かのために(What can I do for someone?)

■井上ヨシマサ氏


シンガーソングライター・作曲家・編曲家。1979年デビュー以来、小泉今日子、光GENJI、中山美穂、田原俊彦、松本伊代などに楽曲提供。代表曲にレオパレス21・CMソング「それぞれの夢」などがある。

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