決めた目標のためにやらなければいけないことがあるのに、ダラダラしてしまって、いつまでたっても行動が始められないまま、時間だけが過ぎてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。精神科医・心理研究家のゆうきゆう先生が、自身のメルマガ『★セクシー心理学GOLD 〜最先端の心理学技術★』の中で、そんなダラダラ生活から自由になって行動できる自分になれるヒントを語っています。

なまけるより、規律を重視。

キーワードは「ルーズ」と「ルール」です。

「ルーズ」とは、「怠惰」のこと。ダラダラして、なまけてしまうことです。逆に「ルール」とは「規律」のこと。あなた自身を縛り、引きしめていくルールです。この二つはちょうど「対極」だと気づいてから、自分自身の行動は大きく変わりました。

「考えてはダメ」と思うと考えてしまう。

実際、ダラダラとなまけてしまったときに、

「あぁ、なまけてはいけない!」

「もっと頑張らないと!」

なんて風に、精神論を振りかざしても、何も変わりません。それこそ人間の心は真空掃除機のようで、常に何かを吸い込むようにできています。

有名なのが「シロクマ」の話。「シロクマについて考えてはダメ」と言われてしまうと、頭からシロクマのことが離れなくなってしまいます。

もしシロクマについて考えないようにしたいのなら、それこそ「他の動物」などを考えてみること。シロクマのいるところに、たくさんのペンギンが押し寄せて、シロクマと戦わせるのです。するとペンギンがザーッと脳内を埋め尽くし、シロクマの上を押しつぶし、今度はペンギンが頭の中のメインを占める可能性があります。そうしますと、その瞬間だけは、シロクマのことを考えないで済む可能性もあります。

「でも今度はペンギンが脳内を占拠しちゃったんだけど」

と思うかもしれませんが、まぁ、シロクマが消えただけ大成功だと思いましょう。もしペンギンでダメなら、さらにライオンやブタなど、色々な動物を入れてみましょう。

このように、どんな思考も「それだけをなくそう」と思ってもうまく行きません。それより「他のもので置き換える」ようにした方がずっといいのです。

これは「ルーズ」でも同じ。怠惰なことをしてしまったときに、

「あぁ、こんなことしちゃダメだ」

と思うほど、どんどんそのダラけた状態から抜け出せなくなってしまいます。それより重要なのは、他のことで置き換えること。

もう分かりますね。それこそが「ルール」です。

自分にとって、プラスの行為をすることをルールにしよう。

ルールこと規律はシンプルです。あなたにとって、ポジティブな結果になる行動を、自分自身に課すことです。

列挙しましょう。

・勉強をする

・仕事をする

・運動をする

・ストレッチをする

・笑う

・本を読む

・やるべき行動をする

・誰かをほめる

・誰かを喜ばせる

などなど、何でも構いません。GOLD第535曲から扱っていた「100カウント」での行動です。とにかく自分の生活を大きくプラスにするような行動を、何でもいいからやるのです。これこそが規律。このポジティブな行為でしか、あなたのネガティブな怠惰な部分を打ち消すことはできません。

ルール実行は、必ず記録を。

くわえて重要なのは、このプラスのルールを「記録」として残しておくこと。

あなたがその行動をどれくらい行ったかを、目に見える形で残しておくのです。たとえばどんなに仕事をしても、その仕事の結果が目に見えなかったり、リセットされてしまったりしては、やる気はどんどん失われていくはずです。

「これだけやった!」

「これだけやり遂げたんだ!」

ということが明確に記録として残るからこそ、人間の気持ちというのは持ち上がっていくのです。

以前、その「100カウント」のときに、それを明確にカウントすることの重要性を述べました。その際に少し紹介したのが「指カウンター」です。

紹介した当時は「具体的に明確に回数を測定する必要はない」「それよりも数えるという行為そのものが重要」と話しました。しかし現在、「やはり明確に数え、そしてそれがハッキリと積み重なっていくことには、意味がある」と思い直しています。

こちらはアマゾンで100円ですし、またダイソーなどの100円ショップにも売っているようなので、ぜひぜひ買っていただくことをオススメします。そして机においてもいいですし、また実際に指につけてみてもいいでしょう。人に会う場合は目立ってしまいますが、一人で仕事や勉強をするときは、指につけることで、常に「カウント」を意識しますので、より気持ちを高める一因になるはずです。

自分のオススメは、利き腕ではない方の、人差し指の付け根につけることです。そうすれば、親指でカウントボタンを押すことができます。片手だけで成立しますので、ぜひやってみていただければと思います。

そしてたとえば「ルーズ」な行為をしたくなったときに、それを「ガマン」できたら、一回カウンターを押しましょう。または上に書いたような、プラスの行為を同時にしてみることです。そうすれば、あなたの行動はどんどん積み重なっていきます。

すると「ルールを守れた!」「自分の定めた規律に従った行動を取れた!」というポジティブな気持ちになっていきます。

こういう行動をしないまま、ダラダラと一日を過ごしてしまうと、夜に

「あぁ…。自分って何でダメなんだろう…!?」

と罪悪感でいっぱいになってしまいます。しかしルールとカウントを積み重ねていけば、

「あぁ、今日も色々と頑張った…! それにカウントも、45になった…! これだけ頑張ったんだ…!」

というように、前向きな気持ちになっていきます。

これを毎日繰り返していけば、一年後、いえ一ヶ月後や一週間後のあなたは、今までと大きく変わっているはずです。どうか試してみてくださいね。

★ 今回のまとめ。

ルーズよりルール!

○ ルーズな気持ちを防ぐには「ルール」を定めて行動していくしかない。

○ ルールとしては「ルーズな行為をやめること」と「ポジティブな行動をすること」。

○ そしてそれを実行するたびに、カウントしていくことが重要。

○ 最終的にたまったカウントを数えていくだけで、満足感も自信もどんどん高まっていく!

◆ さいごに

「命」には何の意味があるのでしょうか。

自分はよくそんなことを考えます。

自分なりの答えは「何かを生み出す」こと。または「何かの体験をする」ことであったり、「自分の命に意味がある」と固く信じることでもいいでしょう。

今日という日によって、新たな価値が生まれることにこそ、今日の意味があるのです。本当に何もしないまま終わり、そしてまた同時に、その一日を責めるだけの毎日を「生きている」と言えるのでしょうか。寿命がどれだけ長くても関係ありません。大切なのは、今日というこの日に価値を作ること。

だからもう、何もしないまま過ごしたり、またその自分を責めてしまうのをやめてください。今この瞬間から、行動するんです。笑うだけでも、ちょっと教科書のページを開くだけでも構いません。その積み重ねこそが「生きる」ということなんですよ。

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『★セクシー心理学GOLD 〜最先端の心理学技術★』

著者/大和まや・ゆうきゆう(記事一覧/メルマガ)

有名企業、10数社のカスタマーセンターで身に着けた、クレーム対応のノウハウを、無料で、惜しみなく教えます。クレームのケーススタディ、クレームで自分を削らない方法、役に立つフレーズ、使ってはいけないことば、などなど、対応で役に立つことはもちろん、時事ネタや知っているようで知らなかった話を、詳しく、できるだけ面白くお伝えします。

出典元:まぐまぐニュース!