ユベントス移籍が決まったデ・シリオ(右)。ミラン時代の不振を脱せるか。写真はユベントスの公式ツイッターより

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 ユベントスは現地時間7月20日、ミランからイタリア代表DFのマッティア・デ・シリオを獲得したことを発表した。契約は2022年6月までの5年。移籍金は1200万ユーロ(約15億3600万円)で、50万ユーロ(約6400万ユーロ)のボーナスが付いている。
 
 現在24歳のデ・シリオは、10歳からミランの下部組織で育ち、マッシミリアーノ・アッレグリ監督(現ユーベ指揮官)が率いていた2011-12シーズンにトップデビュー。両サイドで機能する利便性もあり瞬く間にレギュラーに定着したが、チームが弱体化する中で徐々にフォームを崩す。イタリア代表では攻守で躍動感溢れるプレーを見せる一方、ミランではミスを連発する不満の残るパフォーマンスが増え、サポーターからブーイングを浴びる機会が増えた。
 
 さらに、今年4月のエンポリ戦後には、プレーに不満を覚えたミラニスタがデ・シリオと両親が乗っていた車を襲撃して大騒ぎに。これで両者の関係は完全に破綻し、イタリア代表DFは契約が残り1年となる今夏の移籍を希望した。ミランも今夏にリカルド・ロドリゲス(←ヴォルフスブルク)、アンドレア・コンティ(←アタランタ)と両サイドに1枚ずつ新戦力を獲得し、放出の準備を整えた。
 
 デ・シリオにはバイエルン、バルセロナ、ナポリなども関心を示したが、もっとも前のめりだったのがユーベ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はダニエウ・アウベスがパリSGに去り、アレックス・サンドロにもチェルシー行きの可能性があるSBに、ミラン時代の教え子の補強を望んだ。
 
 ユーベとミランは急転直下だったレオナルド・ボヌッチの移籍交渉時にデ・シリオに関するネゴシエーションも進め、まずは両選手は双方にしか売らないという紳士協定を締結。7月14日のボヌッチ移籍合意後、デ・シリオに関する詳細を詰めて、このたび正式合意に至った。
 
 前述した通りミランでは期待外れのプレーが多かったものの、イタリア代表で実力は証明済み。恩師アッレグリ監督の下で復活する可能性は十分だ。

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