By DennisM2

仮想通貨の代表格である「Bitcoin(ビットコイン)」は性能の限界に達しようとしており、送金詰まりなど複数の問題が発生しています。そんな問題を解消するため、ビットコインコミュニティではビットコインの性能を改善するための提案が複数登場しています。

ビットコイン分裂問題続報!UAHFからSegWit2xへ。SegWit2xとは?7月21日に注目! - お金で悩みたくないのでゼロから学ぶブログ

http://moneygamexx.hatenadiary.com/entry/2017/07/13/193013

ビットコインの改善案は、主にビットコインのユーザーとマイナーの間で推奨する提案が異なるということで問題となっています。

ビットコインユーザー側の提案は、これまでのビットコインに「Segwit(BIP 141)」の機能を有効化することでブロックに書き込めるデータ量を増やす「UASF(ユーザーアクティベートソフトフォーク)」という案(ソフトフォーク)。対するマイナー側は、より大容量のブロックに置き換える「UAHF(ユーザーアクティベートハードフォーク)」という案(ハードフォーク)を支持しており、採用する側としない側に分裂することも辞さない構えです。

しかしその後、UASF・UAHFに次ぐ新しい案として「Segwit2x(SegWit2MB)」が登場します。これはDegital Currency Groupのバリー・シルバートCEOが提案した案で、SegwitをUASFよりも大きな2MBにするというもので、ユーザー側の提案と互換性があります。このSegwit2xは、中国の大手取引所であるOKCoin、BTCC、Huobiやビットコイン関連の開発に携わるBixinなど、中国の主要なビットコイン関連企業が支持を表明しており、UAHF側の一部も賛同しています。Segwit2x案は、ビットコイン全ユーザーの80%から合意が得られれば実行されることとなっており、その期限が間もなくに迫っています。



By Antana

紆余曲折しているせいで、ビットコインがどうなると分裂してしまうのかはかなりややこしい状態。そこで、いつどのタイミングで何が起き、ビットコインはどうなってしまうのかをわかりやすく示した図が公開されており、これを見ればどうなるとビットコインが分裂してしまうのかがよくわかります。

What Could Happen to Bitcoin? A Visual Guide to Scaling Outcomes - CoinDesk

http://www.coindesk.com/happen-bitcoin-visual-guide-scaling-outcomes/



今後のビットコインに何が起きるのかを端的に記した図の全体像がこれ。「Segwit2x」の下に書かれた「BIP 91」というのは、ビットコインのデプロイメント方法で、「UASF」の下にある「BIP 148」も同様の意味です。



まず最初に訪れる分岐点がこれ。「Segwit2x」案が採用されるかどうかで、支持者が80%を超えると実行されることとなります。



80%以上の支持が得られた場合でも2通りの可能性が残されており、その後100%の支持が得られれば「Segwit2x」案の通りブロックサイズが2倍の2MBに拡張されます。しかし、100%の支持が得られなかった場合は、「Segwit2x」案を実行する側とそうでない側とに分裂してしまいます。



対して、「Segwit2x」案の支持者が80%を超えなかった場合、2017年内はSegwitがアクティベートされます。ユーザー側の「UASF」案が実行され、支持率が50%を超えると2017年以降もSegwitがアクティベートされるソフトフォークが成功することになりますが、支持率が50%以下の場合はビットコインが分裂し、ABCクライアントと従来のクライアントに分かれます。



そして、「Segwit2x」案や「UASF」案の支持率を見られるのが以下のサイト。オレンジの「BIP91(74.9%)」は「Segwit2x」案を支持する層で、黄緑の「SW(18.1%)」はSegwit支持層なので、データ上はブロックサイズを2MBに拡張する案が採用される可能性がかなり高そう。ただし、これらはあくまでもクライアントの信号を元に集計されたデータであるため、これらがフェイク信号の可能性も示唆されており、ビットコインが一体どうなってしまうのかはまだまだ予断を許さない状況だそうです。

Bitcoin Blockchain statistics - XBT.eu