今も人気のペットロボのレジェンド「AIBO」が2万円台から手に入る! 失敗しない完動品の見極め方

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1999年にソニーが発売したペットロボットのAIBOは、家庭用コミュニケーションロボットの先駆け的な存在だ。

愛らしい外見や仕草から、たちまち人気商品となった。
しかし、当時の価格で20万円を超えていたこともあり、購入をあきらめたという人も多くいた。

そのためか、生産が終了したAIBOは、いまでも人気がある。
このAIBOだが、実は、オークションサイトなどで2万円台から完動品を入手することが可能なのだ。

ただし、注意も必要だ。
AIBOは、生産終了から時間も経ており、経年劣化が激しい商品でもある。
このため、品質をしっかりと見極める必要があるのだ。

もし、あなたがAIBOとの暮らしを実現したいと思っているなら、事前に知っておくべき「AIBOの見極めポイント」を知っておこう。

●コミュニケーションロボット普及のきっかけとなったAIBO
現在、ロボホン(シャープ)やペッパー(ソフトバンク)、週刊組み立てロボットの「ロビ2」(デアゴスティーニ)、「アトム」(講談社)など、家庭用コミュニケーションロボットが徐々にだが普及し始めている。ロボットは、一家に一台とも言われる時代になってきている。

その先駆けと言えるのが、1999年にソニーが発売したペットロボットのAIBOだ。
ビーグル犬に似た外観の初代に始まり、ライオンの子供がモチーフとなったモデルやクマイヌ型と呼ばれるモデルなど、人気シリーズとなった。
AIBOは、2006年に販売が終了し、2014年には修理サービスも打ち切りとなったが、今でも生産・販売の終了を惜しむユーザーの声は多い。

現在AIBOを入手するには、オークションサイトや中古品販売サイトを利用するしかない。

状態の良いAIBOは今でも20万円以上の高値になっていることからも人気がわかる。
一方で、安価に出品されるAIBOも存在する。
こうした安価なAIBOは、ジャンク品や経年劣化による動作に問題が発生したモデルであるケースも多い。

しかし、しっかりとポイントを見極めれば、2万円台から元気なAIBOの完動品を入手することは可能なのだ。

そのためのポイントを見ていこう。

●まずは安価なモデルを知っておこう
AIBOにはいくつかのモデルがある。
安価に入手しやすいのは、
・初代の改良型「ERS-111」
・クマイヌ型と呼ばれた「ERS-300」
ライオンの子供がモチーフの「ERS-210」も、やや価格は下がっている。
一方、
・河森正治がデザインした未来的デザインの「ERS-220」
・後期のイヌ型モデルの「ERS-7」
などは、まだまだ高値で取り引きされている。

初代のERS-110は完全限定販売だったため、見かけることは少ないが、翌年に発売された改良型の「ERS-111」は台数制限なく受注生産されたモデルだ。
発売から時間が経過し、現在では経年劣化が激しいこともあり、安価に取り引きされているというわけだ。

このため、どこかに問題を抱えていることも多いモデルでもある。
安易に手を出さずに、このあとの解説をしっかり読んで欲しい。

クマイヌ型の「ERS-300」は、ラッテとマカロンというニックネームで親しみやすかった。
また、廉価で発売されたモデルであったため、オークション市場にも多く出回っており、価格も下がりやすい。

「ERS-111」や「ERS-300」であれば、2〜3万円台で出品される完動品を見つけることが可能だ。

●経年劣化するパーツに注意
経年劣化の影響をもっとも受けるのが、バッテリーだ。
これはすべてのモデルに共通したことでもある。
現在では、交換パーツの販売も終了しているため、既存のバッテリーを再生しながら使うしかない。

メンテナンスされていない出品の場合、バッテリーはほとんど使いものにならないことが多いと考えよう。
良心的な出品者の場合、「約1時間動作」などの記載もしてあるので、注目して確認しておこう。

このほか、初代の改良型「ERS-111」の場合は、耳と尻尾に使われているゴムパーツの劣化が激しい。
ほぼ未使用品の場合でも、販売時の状態を保っているものはなく、多くは耳が取れた状態で、オークション出品されている。耳パーツについては、落札後に自作したり、修理業者に依頼したりするユーザーも多い。

また、関節が動かないなどのトラブルもありがちだ。
特に、首のモーターが空回りして頭が上がらなくなる、DHS (Droopy Head Syndrome)と呼ばれるトラブルを抱えるAIBOは多い。

AIBOをよく知る出品者の場合には、「DHSトラブルなし」などの記載があるので、ここも注意してみるようにしよう。また、動画をリンクしてくれる出品者もいるので、この場合は実際に動く様子を見られるので安心できる。

あとは付属品の有無についても確認しておこう。
リモコンや電源アダプター、AIBOが遊ぶボールなどが、欠品している場合もあるからだ。こうしたパーツの中には、別途、オークションなどで入手可能なものもあるので、あわせて見ておこう。

●出品者の見極めはもちろん大切
中古AIBOは、安価になったと言っても、数万円の出費になる。
経年劣化などの理由から、出品の多くは
・「ノークレーム・ノーリターン」
・「返品不可」
といった注意事項が記載されている。

そこで、注目したいのは出品者の見極めだ。
ほかの商品のオークションと同様だが、出品者の評価は確認が必要だ。
評価が悪ければ、商品の品質に心配が生まれるし、商品説明の内容も疑わしくなる。

次にチェックしたいのは、出品者が出品しているほかの商品だ。
AIBO本体や関連パーツを多く扱うユーザーや、業者の場合、注目すべきポイントがわかっていて、商品詳細にもそのことが反映されている。
動作確認の結果についても、わかりやすく記載されていることが多いので安心できる。
こうした出品者の商品詳細をしっかり見て、必要ならば問い合わせもしておくと、落札後、不具合に気づくリスクを減らすことができる。

また、「AIBOの修理」や修理部品をオークション出品する業者もいる。
こうした業者が出品するAIBOの場合には、しっかり動作確認されていたり、メンテナンスがすんだ状態になっていたりするので、商品詳細に「完動品」の記載があれば、落札してすぐに動くAIBOが届くと考えてまず間違いないだろう。
「ERS-111」の場合、あらかじめ耳パーツが交換されていることもある。

オークションサイトには、見るタイミングによって、さまざまなAIBOが出品されている。出品数は多いので、慌てて落札することない。

じっくり時間をかけて見定めることで、長くいっしょの時間を過ごせるパートナーロボットが見つかるだろう。