探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者様は、都心のタワーマンションに住むの元タレントの大宮まみさん(仮名・29歳)。半年前に結婚したばかりの新婚さんです。旦那様の浮気で心労が絶えないのか、ヨレヨレのTシャツに、アジアっぽいロングスカートを合わせたラフなファッションです。しかし、小柄で華奢なボディー、大きな二重まぶたの目には、黒目がちな瞳がうるうるとしており、タレントになるのは元の素材が違うのだな……と感心してしまいました。

「15歳年上の夫が浮気しています。確信したのは、“実家に帰る”と伝えた日に、夫が夜8時くらいに帰ってきたことがあったんです。私は不妊治療の後、だるくて起き上がれず、家を真っ暗にしてベッドでうとうとしていました。すると、リビングで大きな声で“ミチコ愛しているよ”とか“この間は激しかったな”など言う大声が響いてきたんです。私は不妊治療が上手くいかなくて辛いのに、夫ばかりが浮気しているなんて許せません」

旦那様の写真を拝見すると、44歳とは思えないほど、今のトレンドを反映した顔をしています。男性ファッション誌から抜け出たような、ラフなカジュアルコーディネートで、顔は綾野剛さんにそっくりのメガネ男子です。

「夫はこんなあっさりした顔をしていますが、性欲がものすごく強いのです。それなのに、結婚半年にもかかわらず、妊娠の兆候が全くない。私が若いから、不妊治療の先生も“数を打てば当たるでしょ”なんて楽観的だったのですが、デキ婚を狙っていた交際期間も含めると、妊娠は困難なのではと思うようになって、本格的な治療に入ることになりました。すると、その頃からあからさまに家での態度が悪くなり、行先不明の外出が増え、家にいる時間が明らかに短くなったんです」

ここ2か月間、家に早く帰ってくるのは、依頼者・まみさんの排卵期のみだった……

「夫はIT関連会社を経営していて、仕事が大好きなのですが、朝早く家を出るものの、夜は比較的早かったのです。でも、この2か月間最近は、顔を合わせる時間がほとんどなくなっています。きっかけは、私が夫婦生活を何回か断ったことなのかもしれません」

そこで、まみさんは“スマホを見せてほしい”と言ったところ、旦那様は“このパンドラの箱にはまみちゃん以外の女はいないよ”と即答。

「パスワードは分かっているのですが、これまでは見ようとも思っていませんでした。でもどうしても確認したくなり、実際に見ようとしたら最近パスワードを変更していたんです。それから財布の中を見たら、20万円、30万円といった高額な領収書が何枚も入っていました。領収書の発行元は明らかにキャバクラ。これは不妊治療どころではないと思い、領収書の写真を撮影し夫の母に相談したのです」

まみさんの義理のお母さんも夫の浮気で激しく苦労した女性。74歳で会社経営をしており、その年齢とは思えないほど若々しく美しい。“女帝”といった雰囲気を身にまとい、涼しげな目元と内に秘めた闘志で迫力がある人物だそう。

「浮気の芽は早めに根絶やしにすべき、というのが義理のお母さんの考え。ドスが効いた声で“事実と向き合うことがその近道。あの子を更生させるためにも、探偵に証拠つかんでもらいましょう”とつぶやいたときは私も背筋が凍りました。調査費用は全額、義母が払ってくれます。調査をよろしくお願いいたします」

余談ですが、母親というのはいつも息子に味方をするものです。このケースのように、息子の浮気調査をサポートするケースはとても珍しい。そこにお義母様がどれだけ旦那様の浮気に悩まされてきたかを感じ取り、私も身を引き締めて調査に入ることにしました。

妻の不妊治療中、妊娠中、育児中、そして闘病中などに浮気する男性は多い傾向が。現実逃避なのか、それとも……。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

浮気相手に夢中になりすぎて商談をすっぽかす旦那様、長時間のラブホテル滞在の後の浮気相手を探偵は追う!〜その2〜に続きます