生前のマザー・テレサ(撮影日不明)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】マザー・テレサ(Mother Teresa)が着用していたことで有名な、白地に3本の青いしまが入ったサリーのデザインが、インドで意匠登録されることになったと報じられたことを受け、ローマ法王庁(バチカン)の枢機卿が不快感をあらわにした。

 法王庁の元列聖省長官、ホセ・サライバ・マルチンス(Jose Saraiva Martins)枢機卿(85)は、「カルカッタ(Calcutta、現コルカタ)の聖人マザー・テレサは、信徒からもそうでない人からも敬愛される普遍的な象徴」と語った。また、伊週刊誌パノラマ(Panorama)の電子版で、「マザー・テレサのサリーにお金が支払われなければならないなんて、ばかげた話だ。そんなことはこれまで聞いたことがない」というマルチンス枢機卿の発言が掲載された。

 報道によると昨年9月、マザー・テレサがローマ・カトリック教会により聖人と認定された日に、このサリーのデザインがインド当局によって「神の愛の宣教者会(Missionaries of Charity)」の知的財産と認められたという。

 この措置により、同じデザインのサリーの画像を本や映画などで使う場合、使用料を支払わなければならなくなり、マルチンス枢機卿は「聖人の思い出に対して確実に敬意を持てなくなる」と述べた。また同誌によると、バチカン関係者の多くがマルチンス枢機卿と同様、非常に驚いており、フランシスコ(Francis)法王も何らかのコメントを発表する可能性があるという。

 神の愛の宣教者会に所属する修道女たちは現在もこのサリー着用し、世界各地で活動を行っている。白色は純粋さを象徴し、3本の青いしまは清貧、貞潔、従順を示している。
【翻訳編集】AFPBB News