タイ・バンコクで、特別捜査局(DSI)捜査官の聴取に答える元僧侶のウィラフォン・スクフォン容疑者(2017年7月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイの司法当局は20日、逃亡先の米国から強制送還された元僧侶の男を、未成年の少女に対する性的暴行、詐欺、資金洗浄(マネーロンダリング)などの罪で訴追する方針だ。

 ウィラフォン・スクフォン(Wiraphon Sukphon)容疑者(37)は2013年にタイから米国へ逃亡し、私設の仏教学校を立ち上げていたが、19日夜、バンコク(Bangkok)の国際空港に到着した直後に身柄を拘束された。タイの司法長官付き報道官によると「逃亡の恐れがあるため、仮釈放を認めないよう裁判所に勧告した」という。

 ウィラフォン容疑者は2013年、他の2人の僧侶とともにサングラスをかけ、高級ブランド「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のかばんを手にプライベートジェットに乗る映像が報じられ、大衆紙などから「ジェット族僧侶」とあだ名されるなど話題を呼んだ。

 その後の調査で、ポルシェ(Porsche)やメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)などの高級車を含む資産77万ドル(約8600万円)相当や、41の銀行口座が差し押さえられた。

 また、ウィラフォン容疑者は僧侶だった約10年前に、未成年の少女と性交渉し子どもを産ませたことでも罪に問われている。

 ウィラフォン容疑者は既に所属していたタイの寺院からは破門されているが、逃亡先の米カリフォルニア(California)州では僧侶として活動を続け、仏教施設も設立していた。米裁判所はタイ当局の要請を受け、今年5月に同容疑者の強制送還を命じていた。
【翻訳編集】AFPBB News