犬は母音しか聞き取れないが、イントネーションで聞き分けられる

犬は母音しか聞き取る事が出来ません。その代わり、イントネーションで判断する事は出来ます。同じ母音であっても人によって【フォルマント】が違います。
フォルマントとは、その音を特徴づける要素の事で、犬はフォルマントによっても人間が発するコマンドを聞き取っている様です。

また、犬は子音を聞き取る事が出来ません。その為『ツイテ』と言っても犬には『ういえ』と聞こえている可能性が高いそうです。 ですので母音,フォルマント,イントネーションは、犬がコマンドや言葉を理解するのに大切な要素となりますので、これらの要素を考えながらしっかりコマンドを出してあげましょう。
 
 

犬は長い言葉が理解できない。

犬は長い言葉が理解できません。日本語の場合ですが、愛犬を散歩に連れ出す時に『ママとおさんぽにいこう』と言っても、犬は『ああおおあおおいいおう』と聞こえてしまうため何を言っているのか理解できません。 ですから出来るだけ短い言葉でコマンドを出さなくてはなりません。

散歩に誘うのなら『さんぽ』とだけ言えば良いのです。そして『さんぽ』と言ってからリードを見せたりして、コマンドとの関連付けをすれば犬は直ぐに意味を理解してくれます。
どの様なコマンドを出すにしても、この関連付けは大事な意味を持っていますので実践されてみては如何でしょうか。

多くのブリーダーやドッグトレーナーが英語でコマンドを出す理由

最近では英語でコマンドを出す一般のドッグオーナーが増えて来ていますが、多くのブリーダーやドッグトレーナーが英語でコマンドを出しています。それは何故だと思いますか? 

それには3つの理由があります。それらの理由を一つずつ説明して行きます。

1.家族で統一し易い

英語の方が日本語でのコマンドより統一性があると言う事です。日本語の命令語は人によって発する言葉が違います。
例えば座ると言う言葉でも【スワレ】【オスワリ】【スワッテ】と言う様に何個かあります。そのため、場に応じて使い易い言葉を使ってしまいます。これでは犬は理解できません。その点英語は家族で統一し易いので、犬は比較的早くコマンドを覚えられます。

2.犬の誤解を生み難くする

英語でコマンドを教えると、日常会話の中に命令語が入りませんので【犬の誤解を生み難く】します。

例えば訪問者に『ソファーに座ってお待ち下さい』と言ったとします。すると、それを聞いた犬は『スワッテ』のコマンドが出たと誤解して、自分がいるその場で突然座ってしまったりします。

3.誤解が少なくなり違いが聞き取り易くなる

日本語で教える場合、音が似てしまう言葉が沢山あります。
例えば『お手』と『待て』ですが、犬は母音しか聞き取れませんので『あえ』と『おえ』に聞こえるため音がよく似てしまいます。そのため犬はコマンドを間違えてしまうケースが多い様です。

ですから英語で『シェイク(えいう)』と『ステイ(うえい)』にすれば違いがハッキリして聞き取り易くなります。

また英単語を日本人が喋ると多くの人が同じイントネーションとなりますので、更に誤解が少なくなり違いが聞き取り易くなるとされています。

日本語でも問題ない

コマンドは日本語でも、ある条件を満たしていればば全く問題ありません。それらの条件を列記してみました。

コマンドは家族で常に統一するイントネーションを揃える出来るだけ短い単語にする類似した母音の単語は避ける必要なコマンドから先に覚えさせ芸的なものは後から教える

犬は賢い動物ですので、以上の条件でコマンドを教えれば直ぐに覚えてしまいます。ただしそれには信頼関係の構築が必要です。愛情を持って信頼関係を築き愛犬にコマンドを教えてあげて下さい。

まとめ

愛犬にコマンドを教えるのは日本語でも英語でもどちらでも良いと思います。私も最初は格好つけて英語で教えていたのですが、いざ言おうとすると咄嗟に出て来ないケースが多かったのです。それで途中から日本語で教える様になりました。

日本語で教える場合、『あまり日常会話に出て来ない言葉で教えた方が良い』とブリーダーさんから言われていましたので、愛犬と家族だけに通じる言葉を作り教えていました。普通の言葉もありますが大体は思いつきで考えたものです。その中で変わった言葉の例を幾つかを紹介します。

ご飯だよ⇒『シーメー(飯の逆さ言葉)』と叫ぶオシッコをしりなさい⇒トイレシーツを指さして『ピッコ』と言うウンチをしりなさい⇒トイレシーツに触れながら『ブリブリ』と言う散歩に行く⇒リードを見せながら『オンモ(赤ちゃん言葉)』と言う走れ⇒自分も少し走りながら『イダテン(足の速い人)』と叫ぶ

最初は家族から『何それ、変なの』と言われ不評でしたが、何とか協力してもらって愛犬にコマンドを教えて行きました。家族はどう思っていたか分かりませんが、私は結構楽しみながら愛犬を躾けて行きました。

コマンドを教えるには言葉だけではなく、身振り手振りや指差しを利用するのも良いとされています。ですので身振り手振りを交えて教えるのも良いのではないでしょうか。

コマンド訓練は『英語でなければダメ』『日本語でなければダメ』と拘らず、愛犬が覚え易い方法を考えてあげるのが大切だと思います。皆様も色々な方法で愛犬にコマンドを教えてあげて下さいね。