この記事を職場で読んでいるみなさんは、本当はしなければいけない仕事がありつつ、ついつい、この記事を読んでいませんか? Forbesの記事によると、インターネットは仕事の邪魔の第3位に入っているそうです。でも、仕事に集中できない理由はインターネットだけではありません。

最近のWall Street Journalの記事では、視覚に入るものの動きが、いかに私たちの集中力、分析力、創造力に悪い影響を及ぼしているかの研究結果を引用しています。今人気のオープン・オフィスのレイアウトは、集中力を高めるには向いていません。今回は、視覚に入る邪魔をなくし、より集中力と創造力を高めて働く方法を4つご紹介します。

1. クリエイティブな仕事をする時は、一時的に壁を作る

中国人労働者を対象とした実験によると、監督者から見えない状態で働くほうが、生産力が10〜15 %アップしたそうです。人の目から離れると、チームのメンバーはより自由な気分になり、新しいアイデアを試したくなります。誰かに常に監視された状態だと、ルールに従わせようという圧力を感じ、新しいことを試そうという意欲が低くなります。

チームまたは個人でブレーンストーミングをする時は、オープンな環境にいたほうが創造性が増す気がします。でも、オープンスペースが上司や同僚で溢れていると、知らず知らずに不快感を感じてしまっているかもしれません。より自由に、効果的にブレーンストーミングできるように、まわりに人が少ない、静かな空間を探しましょう。

2. 集中したい時は、落ち着いた色のインテリアにする

明るい空間は協力的な雰囲気を作り出すので良いですが、視界の邪魔にもなります。明るい色は目を引き付けるので、それを無視し続けるのは至難の業です。ニューヨークのあるマーケティング会社はオフィス移転の際に、協同作業スペースと個人の作業スペースで別の照明や素材を使うようにしました。

人が多い場所や集中して仕事をすることが多い場所では、落ち着いた色や、木やコンクリートなどの天然素材のもので部屋を飾るようにしましょう。こうすると、目や脳がまわりの環境に惑わされることなく、仕事に集中できます。

3. 個人の作業スペースと、共同作業スペースを分ける

プリンストン大学の神経科学者によると、私たちの周辺の目に見える動きは認知資源を消費し、脳の力を奪っていきます。その影響の大きさは人によって異なるのですが、中にはオープンで忙しいオフィスで集中することは不可能な人もいます。でも、まわりの予測不可能な動きに大きな影響を受けていたとしても、それだけの理由で転職できないですよね。

まわりの予測不可能な動きを減らす方法の1つは、人々の動線やチームのみんなの視界に入らない方向に机の向きを変えることです。人々の動きに背を向けることは、邪魔されたくないという合図にもなります。 私のチームの机は、1人で作業するときに集中できるように、お互いの顔を見ないかたちに置いてあり、共同作業の時は中央のテーブルに集まるようにしています。

4. 騒音や邪魔を防ぐため、自分の作業スペースを確保する

成人のADD /ADHDの専門家によると、自分の作業スペースのまわりに時にははっきりと、時にはぼんやりとした形で合図を送ることでまわりからの邪魔をコントロールできます。例えば周囲に目隠しを置くことで、まわりからの邪魔を防ぐと同時に、まわりの人も邪魔しないように気をつかうようになります。

そして、自分だけの空間を作る方法の1つは、机の横に植物を置くことです。これはキーボードをたたく音を和らげるのにも有効です。板面を回転できる脚付きホワイトボードを使って、必要な時に共同作業用の机を個人の作業用の机に変えるのも手です。

仕事の邪魔はインスピレーションを得たり、頭を休ませたりするために役立つときもありますが、創造性の妨げにもなります。今回ご紹介した方法を参考に、工夫して集中力を高めて仕事ができるようにしましょう。

You Can't Concentrate At Work--But Research Says The Reason Is Not As Obvious As You Might Think | Inc.

Image: LDprod / shutterstock.com

Source: Forbes, The Wall Street Journal, npr, SAGE journals, HUFFPOST, PRINCETON ALUMNI WEEKLY, CBSNEWS, U.S.News