マドンナ。米ニューヨーク・メトロポリタン美術館のイベントで(2015年5月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ポップ界のスーパースター、マドンナ(Madonna)の私的な品物が出品される予定となっていたオークションについて、裁判所が19日、競売の一時開催中止の判断を下した。

 米ニューヨーク(New York)州地裁は、9月6日に公聴会を開くよう命じ、競売会社「GottaHave Rock and Roll」に対しては、競売の禁止を暫定的に命じた。

 マドンナは18日、これらの品物が自身の許可なく持ち出されたとして、同裁判所に対し競売の取りやめを求めて申し立てを行った。

 裁判書類でマドンナは、「私はキャリアで成功した結果、セレブリティとしての地位を手に入れたかもしれないが、そうした事実は、極めて個人的なアイテムを含め、自身のプライバシーを保つ権利を奪うものではない」と主張した。

 これらのアイテムには、ヒップホップ界を代表する人物の一人、2パック(2Pac、本名:Tupac Shakur)からの手紙も含まれている。マドンナが以前、2パックと恋愛関係にあったことは、最近までほとんど公にされていなかった。

 2パックは、銃撃され死亡する前年の1995年に書いた手紙の中で、「ラッパーやバスケットボール選手たちを更生させる」とインタビューで語ったマドンナに動揺したことを明らかにしている。また、白人女性との恋愛関係によって自身のイメージが損なわれる恐れがあるともしていた。

 オークションに出品予定の100点を超えるメモラビリアの多くは、マドンナと仲たがいした元友人でニューヨークのアートディーラー、ダーレーン・ルッツ(Darlene Lutz)氏からのものであることが確認されている。

 マドンナは、ルッツ氏と親交のあった当時、多くの私物が置かれていたマイアミ(Miami)の家で荷造りを手伝ってもらったことがあるとしている。これについてはルッツ氏も、マドンナのアートコレクションに関して手伝いをしたことがあり、マイアミにあるマドンナの家から発送した荷物の一部を保管していたことがあると述べた。

 しかしその一方で、2人の交友関係にひびが入った後の2004年には、双方の間で問題は解決しているともしている。

 マドンナがオークションへの出品取りやめを求めているものの中には、当時の恋人に送った下着や別の元恋人で俳優のジョン・イーノス(John Enos)に宛てた極めてあけすけな手紙も含まれている。

 マドンナは、1990年代前半に書いたこの直筆の手紙の中で、歌手のホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)と女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)は「恐ろしいほど平凡」で自身が築いた基礎を踏み台にしているとして、2人のキャリアがねたましいとつづっている。
【翻訳編集】AFPBB News