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養命酒製造はこのほど、「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は6月21日〜22日、一都三県(※)在住で、東京都で働く20歳〜59歳のビジネスパーソン1,000名を対象にインターネットで実施したもの。

現在、「疲れを感じている」にどの程度あてはまるか聞いたところ、合計で80.7%が「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した。「疲れを感じている」と回答した割合は40代が85.8%で、そのほかの年代よりも高くなっている。

自律神経のリズムが乱れて興奮状態が持続し、リラックスしたくてもできない状態を"過緊張"と呼ぶそうだが、「リラックスしようとしてもできない(気が休まらない)」に、どの程度あてはまるかも聞いてみた。すると、合計で57.7%が「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した。半数以上は、過緊張の状態にあることを自覚していることがわかった。

男女別にみると、女性は60.8%が「あてはまる」と回答しており、男性(54.6%)より高かった。勤務地のエリア別にみると、東京・丸の内エリアの過緊張度は60.2%と、赤坂・六本木エリア(50.9%)や品川・大崎エリア(54.3%)などと比べて高く、東京・丸の内エリア勤めの女性の過緊張度は62.3%と特に高かった。

「早め(疲れきる前)に、休憩や休みを取ること」がどのくらいあるか聞いたところ、合わせて58.7%が「よくある」「ときどきある」と答えた。一方、残りの41.3%は「ほとんどない」「全くない」と答えており、4割強は早めの疲れケアができていない状況にあることがわかった。

自分自身では、どのようなことが疲れの原因になっていると思うか聞くと、「仕事の人間関係」(43.6%)、「仕事の内容」(40.9%)、「仕事の量(労働時間・残業など)(31.5%)が上位を占めた。以下、「運動不足」(28.1%)、「通勤(満員電車など)」(26.7%)、「気温・湿度(じめじめした暑さなど)」(24.1%)などが続いた。

これまでに実際に上司に言われて疲れが倍増したセリフを尋ねたところ、最も多かったのは「常識でしょ/当たり前でしょ」(13.6%)だった。次いで、「そんなこともできないの?」(12.6%)、「前にも言ったよね?」(12.0%)となっている。

また、「自分で考えてやれ&勝手にやるな」(12.0%)、「忙しいから後にして&なんで早く言わないの?」(6.7%)など、上司の矛盾した指示を挙げる人もいた。「まだ終わらないの?/仕事遅いね」(9.3%)、「やる気あるの?」(8.1%)、「暇そうだね」(7.4%)など、やる気をなくすような言葉もあった。

これらの上司のセリフで、疲れが倍増した経験があるか尋ねたところ、50.5%が「ある」と回答した。2人に1人は上司の心無い一言によって、疲れが倍増するような思いを経験したことがあることがわかった。

※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県