幻のGALAXY Note 7が改良版で復活!それは真の復活「Note 8」への序章にすぎなかった

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幻と消えたはずだったGalaxy Note 7が復活した。

昨年発売したGalaxy Note 7は、バッテリーのトラブルで生産停止となったのは記憶に新しい。
世界各国で販売された製品は回収され、原因が調査されてバッテリーに問題があったと解明された。

回収された製品は、バッテリー問題を改善された改良モデルGalaxy Note Fan Editon(FE)として生まれ変わり、今月から海外の一部の国で発売となった。

もともとGalaxy Note 7は、回収に応じたくない人まで出るほどの人気モデルであった。
その改良モデルとあって、すでに売切れが相次ぐなど、その人気の高まりは未だ衰えていない。

●2016年 最高モデルといわれたGalaxy Note 7
Galaxy Note 7のトラブルは、内蔵バッテリーの設計ミスで発火してしまうという重大なものだった。
しかし、バッテリーのトラブルをのぞけば、基本設計に問題は無く、その高いスペックや新しくなった内蔵ペンなど、スマートフォンとしての使いやすさは群を抜いた製品であった。

バッテリートラブルが無ければ、2016年のベストスマートフォンになったと言われたほどのモデルである。

生まれ変わって登場した「Note FE」は、問題となっていたバッテリーを改善し、容量を小さくした安全なモデルである。
Note 7は、3500mAhという大容量のバッテリーを搭載したことで問題を起こしたが、Note FEのバッテリーサイズは3200mAhとなる。容量を小さくした。といっても、本体サイズを考えれば、十分に大容量なバッテリーであり、実用上、Note 7に比べても遜色はない。


安全なバッテリーを搭載したGalaxy Note Fan Edition


Galaxy Noteシリーズは、これまで毎年秋に発売されている。
春先に発売されるGalaxy Sシリーズとは異なるシリーズモデルで、ほかのスマートフォンに比べて、いくつかの特徴を持っている。
・大型のディスプレイを搭載
・専用のスタイラスペン「Sペン」を内蔵
・iPhoneに直接対抗するハイスペック端末

Note 7は5.7インチ、QHDという、大型かつ高解像度なディスプレイを搭載していた。しかも角を落としたエッジディスプレイとすることで、片手でも楽に持つことができる。
大型化が進む最近のスマホの中にあって、このディスプレイは女性でも楽に持てる形状をしているのだ。

またSペンはただ文字を書くだけではなく、画面上にペンを近づけることで、
・画面の一部を拡大する(虫眼鏡)
・わからない単語の意味をポップアップ表示する(翻訳)
といった、指先では操作しにくい機能でもペンを使って操作ができる。
いうなれば、パソコンのように、指タッチ操作だけなく、新しいポインティングデバイスとしても使える多彩な操作を可能とした独創的なモデルなのだ。


ペンで手書きしたり、画面にかざして虫眼鏡や翻訳したりできる


Note 7のトラブルがなければ、昨年秋に発売になったiPhone 7シリーズの快進撃に影響を与え、現在とは異なる市場になっていたかもしれない。
それほどスマートフォンとして、高いオリジナリティーと高い完成度、高スペックなモデル、それがNote 7だったのだ。

そのNote 7を改良したNote FEは、現在はまだ韓国でしか販売されていない。
今後は、一部の国へと販路を広げる予定だが、提供は限定数になる見込みだという。

その理由は、来月には真のNote 7後継モデルとなる「Galaxy Note 8」が発表されるからである。

Note 8は、この春に発売となったGalaxy S8、Galaxy S8+のテクノロジーを注ぎ込んだ「最新鋭のGalaxy Note」になる。
当然、Note 7、Note FEをさらに超える製品に仕上がるものと予想されている。

Galaxy S8とS8+は、縦型でスリムな18.5:9のディスプレイを搭載した。
S8+は6.2インチと言う大きな画面を搭載しながら、その横幅は5.5インチのiPhone 7 Plusと変わらないスリムなモデルだ。

S8とS8+が搭載した新しいディスプレイは、スマホの画面をさらに大きくしながらも、片手持ちができる新しいスタイルを実現した。

Note 8はそれを上回る、6.4インチや6.5インチと言った大きいディスプレイを搭載するだろうが、同じ18.5:9の画面比とすることで、同様に片手でも十分持てる形状となるだろう。

またS8/S8+が搭載して来たAIライクなユーザーサポート機能「Bixby」にも、付属のSペンが対応し新しい機能を提供すると予想される。
Sペンを使う独自機能も、さらに進化、拡大されるだろう。


Galaxy S8/S8+から搭載のBixbyも、さらに使いやすくなりそうだ


復活したNote FEを手にすると、Galaxy Note 7の先進性を改めて再認識できる。
当然、来月発表となるNote 7を超える「Note 8」への期待は、高まらないわけはない。

Note 7トラブルで、ショックと打撃を受けたサムスンは、製品の品質管理体制をゼロから作り直し、安全なスマホ設計にも取り組んだ。

そうした真の復活を期して登場する「GALAXY Note 8」は、どのようなモンスタースマートフォンとして登場するのか、今から期待したい。


山根康宏