ヴェッラッティ(右)がライオラ代理人(左)と契約。バルサ移籍が一気に加速も?(C)Getty Images

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 バルセロナ移籍の予兆なのだろうか……。現地時間7月20日、パリSGに所属するイタリア代表MFのマルコ・ヴェッラッティが自身のインスタグラムで、代理人をドナート・ディ・カンプリからミーノ・ライオラに変更したことを明らかにした。
 
「今後、僕のスポーツ面に関する権限を持つ代理人はミーノ・ライオラだけとなる。ドナート・ディ・カンプリはこれまで素晴らしい仕事をしてくれた。とても感謝している」
 
 以前からその発言で周囲を惑わすことで知られてきたディ・カンプリ代理人は今夏も、「マルコは退団を望んでいる」、「パリSGの練習ボイコットも辞さない」、「バルサはマルコに1年前から興味を持っているが、パリSGの人質にとられている」と言いたい放題。7月7日にはパリSGの公式動画でヴェッラッティ本人が、「代理人が色々な発言をしていたけど、彼が言ったことは、僕の考えとは違う。彼は大きな間違いを犯した。今後、こんなことが起きないよう願っている」と謝罪する事態になっていた。こうした経緯もあり、両者の関係が破綻したと見られる。
 
 ヴェッラッティは謝罪動画の中で「パリSGで満足している」とも語っているが、退団の噂もまだ燻り続けている。パリSGの放出拒否にもかかわらず、バルサも選手も相思相愛だという見方は少なくない。
 
 新たにキャリアを担当するライオラ代理人は、前任者と同じくトラッシュトークで知られるが、その手腕は間違いなくサッカー界屈指。デニス・ベルカンプやパベル・ネドベドのエージェントとして名を揚げ、最近ではズラタン・イブラヒモビッチ(現フリー)やマリオ・バロテッリ(ニース)をビッグクラブに動かし続け、昨夏にはポール・ポグバのマンチェスター・U復帰でサッカー界史上最高額の取引をまとめた。
 
 今夏もロメル・ルカクをエバートンからマンチェスター・Uに8470万ユーロ(約108億4160万円)で動かせば、大きな騒動となったジャンルイジ・ドンナルンマの契約延長交渉ではミランから18歳としては超破格の年俸600万ユーロ(約7億6800万円)を引き出して話題を呼んだ。
 
 売り手と買い手、そしてメディアを揺さぶり、手練手管を駆使しながら選手サイドに有利な移籍や契約をもぎ取るライオラ代理人。仮に本当にヴェッラッティがバルサ移籍を望めば、どんな手を使ってでも成立を試みるだろう。最近はパリSGが狙うネイマールの取引にイタリア代表MFが含まれる可能性が報じられたばかりだけに、まずます目が離せない。