シリアのラッカ東部でマシンガンを撃つ民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」の戦闘員(2017年6月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】トルコの半国営アナトリア(Anadolu)通信がシリア北部にある米軍施設の所在地などを報道し、米国防総省は19日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦う有志連合部隊の命を危険にさらしかねないと怒りもあらわに反発した。

 アナトリア通信は17日付の記事で、米軍がシリアに持つ離着陸場2か所と前哨基地8か所の場所を伝え、一部に関しては配置されている特殊部隊の数にも触れた。

 これを受けて国防総省のエイドリアン・ランキン・ギャロウェイ(Adrian Rankine-Galloway)報道官(少佐)は、軍事機密の公開は有志連合部隊を「不要なリスク」にさらすと厳しく批判。

「この話を漏らした情報源を独自に確認することはできないが、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているある国の当局者が機密情報を流すことで、意図的にわれわれの部隊を危険にさらしたのだとすれば、大いに憂慮しなければならない」と強調した。こうした懸念についてはすでにトルコ政府に伝えたという。

 ギャロウェイ報道官は、伝えられた所在地が正確かどうかについては国防総省としてコメントしないとしている。

 アナトリア通信によると、米軍施設はシリアのクルド人組織「民主統一党(PYD)」と、傘下の民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」を支援するために使われているという。トルコ政府はYPGをトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」の関連組織と見なしている。
【翻訳編集】AFPBB News