静岡県裾野市で先週木曜(2017年7月13日)、市の温泉保養施設から利用者送迎用のマイクロバス2台が盗まれた。2台とも深夜11時ごろに突然ヘッドライトが点灯して走り出すのを防犯カメラがとらえていた。行方は分からず、市民の貴重な足が今は運休中だ。解体されて、エンジンなどが海外に売り飛ばされる可能性もある。

防犯カメラの映像では、バスは交差点でいったん止まり、人影が降りて前に回ってから再び乗車、またゆっくりと走りだして、画面から消えた。施設名のステッカーをはがして逃げたと見られる。

盗難被害にあった福祉保健会館「ヘルシーパーク裾野」は、富士山を眺められる露天ぶろや温泉プールを備え、3時間520円で楽しめる。中心街から10キロ近く離れているため、無料バスが1日平均300人を送り迎えしてきた。

盗まれたのはトヨタの「コースター」で、前日夕から駐車場の定位置に2台並んで鍵をかけて止まっていたという。夜10時に警備員が見回ったときは異状なかったが、翌日朝に出勤した運転手が気づき、市は警察に盗難届を出した。担当者は「カギは事務所に保管してある。窃盗団の仕業ではないかと」と話す。

50万キロは走れるエンジンが目当てか?

自動車評論家の小沢コージさんは「50万キロは走れるエンジンをつんだ車種で、日本よりも世界で評価が高い。部品の換金性も高いので、すぐに解体されたのではないか」と、海外で売りさばく組織的犯罪の可能性を指摘する。

司会の加藤浩次「そういう犯罪者はどこにでもいると考えた方がいいですね」

阿部祐二リポーター「市民の生活の一部になっているバスです。ことの重大性を感じます」