[北京 20日 ロイター] - 中国国家外為管理局(SAFE)の報道官は20日の定例記者会見で、中国経済と景気見通しの改善を受け、国境をまたぐ資本フローは上期に安定したと指摘した。また、為替市場の需給も基本的に安定していたとの認識を示した。

報道官は、国内経済が堅調に推移していることや、海外の状況が一段と穏やかになったことを受け、国境をまたぐ資本フローは安定が続くとの見通しを示した。

また、米国の利上げが中国の国境をまたぐ資本フローに与える影響は小さくなったとし、中国から資金が大量流出するリスクは将来的に大幅に低下するとの見解を示した。

為替市場の需給については「上期のバランスは過去3年で最も良好だった」と指摘。

個人の外貨購入に関する新たな開示要件を今年から導入したことで違法購入が減少し、個人の外貨購入は上期に4%減少したと明らかにした。

関係筋が17日に明らかにしたところによると、中国規制当局は不動産大手の大連万達集団が手掛ける複数の海外買収案件に対する融資提供を止めるよう銀行に指示した。

報道官はこれに関連し、中国企業による合理的な海外買収を支持するSAFEの姿勢は変わらないとの立場をあらためて示した。その上で、リスクは引き続き監視すると述べた。

*内容を追加しました。