「きゃらうぇいふらの」/上富良野ポークのステーキ

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「まずは食べてみなさいよ」

「きゃらうぇいふらの」/ソーセージカレー

「きゃらうぇいふらの」社長の村上武さんにこう促され、最初に差し出されたのが「上富良野ポークのステーキ」(1200円)。驚いたのはその見た目。2cmに迫る厚みの肉が豪快に、かつ、焼き立て独特の香ばしさをまとって登場したからです。

ナイフを入れて、さらに驚きました。抵抗感など微塵もなく、肉の中へ刃先がスッと入って行くほどに柔らかな肉質です。三つ目の驚きはその深い味わい。味付け自体はシンプルで塩とコショウのみで、その分、素材の味と風味がダイレクトに伝わって来ます。脂の甘みと香ばしさが口の中にパッと広がったのです。そんな一連の驚く様子を見て、まさに「してやったり!」とばかりに村上さんはニッコリと微笑んでいるではないですか。唸らせるほどの圧倒的、実力。これがこの店の自慢のポークの味わいなのです。 

「じゃ、次はソーセージカレーだね」

そう言って、村上さんが次に差し出したのは「ソーセージカレー」(820円)。真ん中に自家製ソーセージが乗った自慢の一品ですが、味わおうとしたとその時、村上さんの口から「どうせなら、ベーコンカレーも食べてみようか」という言葉が飛び出したのです。

「きゃらうぇい」は、何を隠そう、レストランの階下に食肉の製造工場を構えていて、そちらで自家製のソーセージやベーコンなどの製造を行っています。それらの手造りソーセージやハムを携えて、全国各地の百貨店で開催される物産市などにも出店することもしばしばで、富良野の味を全国に伝えているのです。

さて、「ベーコンカレー」(1100円)も登場しました。ちなみに、ソーセージやベーコンなどは製造工程で保存料、着色料などの類いの物は使用していません。素材の本来の味をどう生かすかにポイントに置き、製造を行っています。ほんのりと香ばしさが漂うベーコンを一口かじって感じたのは、塩分が控え目だということ。次に、燻製ならではの香りとベーコンの甘さとが一緒になって、口の中に一気に膨らんで来るのです。どうして、ベーコンカレーを薦められたのか、その理由がすぐに判りました。つべこべ説明をする必要はありません。まずは食べてもらう。それはまさに圧倒的な自信の為せるワザとでも言いましょうか。

「天気が良ければ、十勝岳の眺めも一緒に楽しめたんだけどね」

と、村上さんが言うように、晴れていれば店内の窓には十勝連峰が映り、その雄姿をパノラマサイズで眺めることができます。残念ながら、この日の山々は雲の帽子を被ったまま。雄大な景色を堪能するのは、またの機会ということになりました。

きゃらうぇいふらの 2Fレストラン ■住所:上富良野町原野1085 ■電話:0167・45・3366 ■時間:11:00〜16:00(LO15:00)※変動あり。事前に要確認 ■休み:水・木(祝日の場合は翌日休み) ■席数:55席(喫煙可)

【北海道ウォーカー編集部】