シュツットガルトに加入した同じ登録名の同胞、アイウトンにエールを送った“元祖”アイウトン(左)。現在は代理人として活躍中だ。(C)Getty Images

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 現地時間7月18日、浅野拓磨が所属するシュツットガルトがエストリウ(ポルトガル1部)からDFアイウトンを獲得したと発表した。2021年6月までの4年契約で、移籍金は100万ユーロ(約1億円)と見られている。
 
 現在22歳のアイウトンは、スピードに乗ったドリブルが武器の攻撃的な左SB。レギュラーのエミリアーノ・インスーアの頼れる控えを探していたシュツットガルトにとっては願ってもない補強で、「戦力として十分計算できる」とヤン・シンデルマイザーSDも太鼓判を押す。
 
 その名を聞いて、懐かしい思い出を巡らせたブンデスリーガ・ファンは少なくないだろう。同じ登録名の「アイウトン」といえばそう、1998〜2004年にブレーメンで活躍したブラジル人ストライカーだ。通算88得点を挙げたブレーメンでは03-04シーズンに得点王に輝き、リーグとDFBカップの2冠達成に導いた。
 
 観衆の度肝を抜いたのは、常人離れしたスピードとパワー。ずんぐりむっくりの体型からは想像できないほどの快足を誇り、ボールを持てばパンチの利いたシュートでネットを揺らした。明るいキャラクターも相まって、サポーターの人気は絶大だった。
 
 04年にブレーメンを退団した後はシャルケ、ベジクタシュ、レッドスターなど欧州のクラブを転々とし、13年に現役を引退。現在は代理人として第2のキャリアをスタートさせている。
 
 そんな“元祖”アイウトンが自身の44度目の誕生日である7月19日に、シュツットガルトに加入した“NEW”アイウトンについて言及。『ビルト』紙の取材にこう答えている。
 
「アイウトンって名前はドイツで良いイメージを持たれている。もし、彼がその名前に傷を付けたら、電話して改名するように迫るよ(笑)。アイウトンは攻撃的な選手の名前だ。ディフェンダーがどれくらいやれるのかはわからないね」
 
 22歳年下の同胞に対抗心を燃やしたのか、そのコメントは少々辛めだった。あるいはその名前に相応しい活躍をしてほしい、という彼なりの激励だったのかもしれない。
 
 偉大な先達のエールを受けて、新たなアイウトンは新天地でどのようなパフォーマンスを披露するか。注目したい。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部