「世界1億人」突破のNetflix、創業者の資産額は2400億円以上に

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7月17日、ネットフリックス(Netflix)は今年第2四半期決算を発表。翌18日の株価は史上最高値の176.13ドルで始まり、午後には184.91ドルまで上昇、183.6ドルで当日の取り引きを終えた。

現在56歳のネットフリックスCEOのリード・ヘイスティングスは、総発行株式の3%近い1200万株の同社株を保有しており、その時価総額は24時間足らずの間に、19億1000万ドルから21億7000万ドル(約2430億円)まで上昇を遂げた。

決算発表と同時にネットフリックスは、世界の会員数が初めて1億人の大台を突破したと報告した。今四半期で同社はアナリスト予測を200万人上回る520万人の新規会員を獲得した。

Needham & Co.のアナリストのLaura Martinは「ネットフリックスは高品質なコンテンツで顧客の支持を伸ばしている。この勢いが続けば株価はさらに上昇するだろう」と述べた。投資銀行Loop Capital Marketsのデイヴィッド・ミラーもネットフリックスのオリジナルコンテンツの質の高さを認めている。

ここ数年、ネットフリックスは「ハウス・オブ・カード」や「ナルコス」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」といった大ヒット作を次々と送り出した。7月13日に米国テレビ芸術科学アカデミーは第69回エミー賞候補を発表。今年はネットフリックスの作品が合計91のノミネートを獲得。昨年の54のノミネートから大きな飛躍をとなった。

「ネットフリックスは強大な資金力を背景に最高の監督、最高の脚本家、最高の役者をそろえるパワーがあり、映画製作者らに最大の力を発揮させている。また、従来の映画やテレビの決まり事にも縛られない」とLoop Capitalのミラーは言う。

「これまでは気になるテレビドラマがあっても、翌週にならないと続きが見られないのが当り前だった。しかし、ネットフリックスは視聴者が見たい時に見たいものを提供している」

ミラーはまた、ネットフリックスがお薦めのドラマをリコメンドする技術に大きな投資を行っている点も評価した。

ネットフリックスはリード・ヘイスティングとソフトウェア会社の役員だったマーク・ランドルフが1997年に創業した。設立当初は安価な月額料金でDVDが無制限にレンタルできるサービスだった。その後、1999年にストリーミングサービスを始動し、翌年には個人の視聴動向に合わせたリコメンドの仕組みを導入した。カリフォルニア州ロスガトスに本拠を置く同社は今から15年前の2002年5月に株式上場を果たした。