吉本興業公式サイトより

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『エンタの神様』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といったネタ番組のレギュラー放送が終わってから約7年。低迷を極めていた若手お笑い界隈が、2017年に入ってにわかに盛り上がり始めているという。バラエティ番組を手がける放送作家は語る。

「フジテレビが、若手スター芸人を発掘するための番組『新しい波24』を4月にスタートさせたことが大きいです」

『新しい波』は、お笑いスターが8年ごとに生まれるという「お笑い8年周期説」に基づき、若手スターを発掘するべく始まった番組。1992年の『新しい波』ではナインティナインやよゐこなど『めちゃ×2イケてるッ!』のメンバーを発掘。2000年の『新しい波8』では、『はねるのトびら』のメンバーを発掘した。

「08年の『新しい波16』からは『ふくらむスクラム!!』という番組が生まれたんですが、当時ネタ番組ブームの真っ最中で埋もれてしまいました。今回の『新しい波24』はそのリベンジということで、最初から29組のメンバーをそろえて、“ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる”の作戦に出ています」(同)

 そして、この『新しい波24』に呼応するかのように、『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)、『にちようチャップリン』(テレビ東京系)など、ブレーク前の若手芸人が多数出演する番組も増えている。

「自分のところからブレーク芸人を生み出したいという既存のバラエティ番組も多くて、若手芸人を多数集める企画が増えていますね。若手のネタ見せやオーディションに駆り出されたりして、結構忙しいですよ」(同)

 しかし、最近の若手芸人は、あまりにもフレッシュさに欠けていると嘆きの声も多いのだという。

「10年ほど前のお笑いブームのころに大学生で、そのあと芸人になったような若手が多くて、年齢的にも30歳前後なんですよ。見た目も結構老けていて、全然フレッシュではない。番組としては、勢いがあって元気で体を張れるような芸人を求めているので、正直困ります。あと、何かひとつに特化した芸人のほうが番組に出やすいということもあってか、『元○○芸人』みたいなのが多すぎ。中には肩書だけで、全然詳しくないような若手芸人もいるので迷惑しています」(同)

 ちなみに、今後最もブレークしそうな若手芸人は誰なのだろうか? そして、『新しい波24』からスターは生まれるのだろうか?

「現在のフジテレビの状況を見ると、かつての『めちゃイケ』や『はねトび』のような大ヒット番組を作り出せるかというと、かなり厳しいでしょう。ただ、『新しい波24』に出演している芸人から、何組かはブレークできるとは思いますよ。すでに、ブレーク中のゆりやんレトリィバァやカミナリなどはもちろん、賞レースで結果を出している霜降り明星も番組会議ではよく名前が挙がります。そして、最も期待されているのが、ハイテンションなギャグが人気のフースーヤ。一発屋のにおいもしますが、フジテレビがうまく育成すれば、ナイナイのようになれるかもしれませんね」(同)

 数々のお笑いスターを生み出してきたフジテレビ。今こそ、腕の見せどころだ。