終わらないユナイテッドの復権補強 モウリーニョ監督も現戦力に「満足したとは言えない」

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132億円でルカク、44億円でリンデロフ獲得も…思い通りに補強戦略が進まず

 稀代のカリスマ指揮官にしてみれば、“赤い悪魔”の復権補強はまだ足りないようだ。

 マンチェスター・ユナイテッドはベルギー代表FWロメル・ルカクを補強するなど、久々のUEFAチャンピオンズリーグ出場を果たす新シーズンに向けて戦力を増強させたが、ジョゼ・モウリーニョ監督は米スポーツ専門放送局「ESPN」のインタビューに応じ、「移籍市場は難しい。満足したとは言えない」と思い通りに補強戦略が進んでいないと告白している。

 ユナイテッドはインセンティブを含めると、日本円にして総額132億円とも言われる大枚をはたいてルカクを獲得。そしてベンフィカに所属したDFビクター・リンデロフにも3075万ポンド(約44億円)もの移籍金を投じてクラブの一員とした。その一方でインテルのFWイバン・ペリシッチ、チェルシーのMFネマニャ・マティッチ、トッテナムのMFエリック・ダイアーへのオファーは現時点では失敗に終わっている。

 この状況を受けてモウリーニョ監督は「私は改善の余地はあると常に思っているんだ。移籍マーケットに満足しきったとは言えないね」と明かしている。

「私が言えることは、チームを強化するためには4選手の獲得が必要だとずっと前から考えていた。ただそれを実行に移すことは本当に難しいことだし、私自身も知っているよ。8月31日に移籍マーケットは締まる。時間はあるとはいえ、監督としての私の狙いは、できる限り選手を把握して、まとめ上げてチームを作り上げることだ。ルカクとリンデロフは、始動日の時間通りにトレーニングに合流しているからね」

 クラブ側としては、切れ者の指揮官から“プレッシャー”をかけられる形となった。モウリーニョ監督を納得させる選手の獲得がこれからあるのか。ユナイテッドの上層部にとっては腕の見せ所となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images