Googleが行う高速インターネット通信を低価格で提供するプロジェクト「Google Fiber」のグレゴリー・マクレイCEOが突然辞任したことが分かりました。マクレイ氏は2017年2月にGoogle Fiberを手がけるAlphabet傘下のGoogle Accessのトップに就任したばかりで、トップの突然の辞任はGoogle Fiberの運営に打撃を与えそうです。

Google Fiber Loses Chief Executive Officer After Five Months - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-07-17/google-fiber-loses-top-executive-after-five-months

2016年10月にGoogle Fiberのトップだったクレイグ・バラット氏が辞任し、2016年10月にはGoogle Fiberに関わる約9%の従業員が解雇され、予定していたアメリカの8都市へのGoogle Fiberの提供計画が見直されました。

バラット氏の後任として2017年2月にCEOに就任したマクレイ氏は、プロバイダーAero CommunicationsのCEOやCenturyLinkの取締役を務めるなど、インターネット通信事業での実績を買われての起用でした。しかし、そのマクレイ氏が2017年7月に突然辞任することになりました。現時点ではその理由は明らかになっていません。

マクレイ氏はGoogle Fiberのトップに就任するにあたってBloombergに対して、「Google Fiberは高速かつ高品質なインターネット通信を提供するのに重要な役割を持っています。これは、私がキャリア全体を通じて情熱的に取り組んできたことです」と述べ、計画よりもサービス提供のペースが落ちたGoogle Fiberを軌道に乗せるという意気込みを語っていました。



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しかし、BloombergがGoogle Fiberの関係者から得た情報によると、マクレイ氏は就任当初から問題があったとのこと。複数の従業員とトラブルがあり、2017年3月に行われた会議では、Google Fiberの舵取りに対する情熱があるのかを尋ねられたという情報もあります。

Google FiberはAlphabetの中でも優先的に取り組むべき大型プロジェクトという位置付けで、2016年6月には高速無線通信のISPであるWebpassを買収しており、サービス提供地域を20都市に拡大する計画を明らかにしていました。しかし、その後、約1年間にトップが2人も辞任するという事態となっており、プロジェクトの進行に少なからず影響を及ぼしているようです。

Alphabetのラリー・ペイジCEOは、「私たちはGoogle Fiberが成功するように尽力しています。Google Fiberには素晴らしいチームがあり、私はこの重要なプロジェクトをリードする素晴らしい人物を見つけられると確信しています」という声明を出しており、マクレイ氏の後任を探しているところです。