「オリエント急行殺人事件」への監督の想い

写真拡大

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに、豪華キャストで描かれる映画「オリエント急行殺人事件」(20世紀フォックス映画配給)。そんな本作で“世界一の名探偵”ポアロを演じ、監督も務めたケネス・ブラナーのアツい想いを語ったコメント、およびポスタービジュアルが到着した。

トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺さる事件が発生。車両には、教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌と、共通点といえば目的地のみというさまざまな境遇の13名が居合わせた。そして、もう一人乗り合わせた“世界一の探偵”エルキュール・ポアロは、列車がユーゴスラビアの雪だまりで立ち往生する中、列車という密室で再び殺人者が人を襲う前に、事件を解決しなければならない。到着したポスターでは煙を吐きながら走行するオリエント急行とポアロの姿と共に、“その日、一等車両客室は容疑者で満室でした。”という衝撃のコピーが描かれている。

全世界で大ヒットした「シンデレラ」でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたブラナーが、監督だけでなく、現在に至るまで支持を得ている名探偵の一人であるポアロをスタイリッシュに演じる。

刺殺された富豪を演じたジョニー・デップをはじめ、乗客にはペネロペ・クルス(宣教師)、ミシェル・ファイファー(未亡人)、デイジー・リドリー(家庭教師)、ジュディ・デンチ(公爵夫人)、ウィレム・デフォー(教授)など豪華キャストを集結させるチャンスに、監督することを即決したというブラナーは「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした」と振り返る。

そして「我々が目指したものは、新たなアプローチを見つけることだった。素晴らしい音楽というのは生涯を通して耳にするものだし、私は個人的に、さまざまなバージョンの音楽を楽しんでいる。そういう意味でも、私たちは自分たちのバージョンに落ち着きたいと思っていた。だからこそ、一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている」とミステリーの名作が全く新しいエンターテイメントに生まれ変わることを示唆した。

「列車はエキサイティングで、魅力に満ち、ロマンがあり、しかも破壊的にもなり得る。速いスピードで移動し、孤立状態を生み、危険な場所でもあるから、閉所恐怖症を引き起こすような閉ざされた環境となり、その中で人々はためされ、神経をすり減らす。そして、良く出来た物語の要素であるドラマや対立が生じる。だから、列車は内側でも外側でも、とても順応性のある環境になった」と、列車をキャラクターとして捉えているとブラナーは続けている。

映画「オリエント急行殺人事件」は12月8日、全国ロードショー。