世界では、それぞれの国ごとに吉兆だと信じられている出来事があります。たとえば日本だと「茶柱がたつ」や「朝のクモ」などが一般的です。しかし、国が変わると幸運が訪れると言われているものが、日本では凶兆だったりするのです。もちろん、その逆もあります。

今回は、世界の吉兆を一冊にまとめた米澤敬さんと出口春菜さんの著書『幸せを招く世界のしるし』から、ちょっとロマンチックな幸せについて紹介します。

01.
「木曜日のくしゃみ」
イギリス

「1回はいい噂、2回は悪い噂、3回すると風邪」というのは、おなじみの日本のくしゃみ占いですが、イギリスでは木曜日のくしゃみが吉。

また、初めて会った男性の前でくしゃみをすると、将来その男性と結ばれることになるという国もあります。

02.
「風で呼び鈴が鳴る」
ヨーロッパ

呼び鈴の音は、もちろん何かがやってきた証拠。風に吹かれて自然に鳴る音を耳にするのは吉兆です。

間違えて鳴らすのも、チャンスがころがりこむ前兆。万が一呼び鈴を壊してしまうと「悪い知らせ」が届くことになります。

03.
「コーヒーの泡」
イタリア

コーヒーに砂糖を入れたとき、立った泡がカップの中央に集まると、茶柱と同様に幸運のしるし。ドーナッツ状になると雨が降るとも。

コーヒー豆を燃やすのは吉、コーヒーをフォークでかき混ぜるとトラブルが起こります。紅茶なら濃く入ると吉、薄いと凶、とする国もあります。

04.
「空樽を見る」
アメリカ

ヨーロッパでは、道で大量のボトルを目撃すると、すぐにでも幸運が到来とするといいます。アメリカではボトルが空樽に変わります。

メジャーリーグには、空樽を見るとヒットが打てるというジンクスもあり、スランプに落ち込んだベーブ・ルースが、監督がひそかに仕込んだ空樽を見て復活した、という逸話もあるほど。

05.
「朝一番で見る♂」
ヨーロッパ

朝起きたらまず、窓の外を眺めることが、幸運を招き寄せることになります。そこで最初に目に入った生き物(あるいは人)が、雄ならば大吉です。

起きたときに、羽毛布団などの羽毛が髪の毛に混じっていると、その日のうちに嫌なことが起こるとも。

06.
「4回目の着火」
ヨーロッパ

マッチを使って火をつけようとして、4回こすって着火する場合は、良い知らせの前触れ。

1本のマッチで複数の火をつけるのは凶。また煙草の火を3回つけなおしたり、3人で煙草の火を付け合うのは凶となります。

07.
「帽子が川へ」
ドイツ

散歩中、風で帽子が吹き飛ばされて川の中に入ると、帽子と引き換えに幸運が手に入ります。でも帽子に穴が空くのは、頭が禿げる予兆。また自分の帽子を誰かの左手で触られると、その日いっぱいはツキに見放されます。

帽子をベットの上に置くのも凶。日本では、帽子をまたぐことが凶とされます。

08.
「血豆ができる」
ヨーロッパ

古来、血液には特別な力があると考えられてきました。本人が気づかない間に、体のどこかに傷が出来ているというのも、世界各地で何かの予兆とされています。それが血豆ならば吉です。

シャツに血がつくのも吉。結婚式の日に鼻血を出すと海外生活することになる、という地方も。

09.
「本が落ちる」
ヨーロッパ

棚からものが自然に落ちるのは、嫌な気持ちになるものですが、本は例外。親しい友人がやって来るしるしだとか。

間違って本をさかさまに開くと、良い知らせがあるともいいます。狙ったページを一発で開くことができれば大吉です。逆に、辞書で目的の単語がなかなか見つからないのは、仕事で失敗する予兆。

「犬が左膝の匂いを嗅ぐ」「血豆ができる」「ニシンの骨を折る」。世界には、「幸せを招くしるし」がたくさんあります。日々の暮らしに息づいている、気づくと嬉しい世界の吉兆を50個、印象的な絵と共に紹介した一冊。