「HELP YOU」に在籍する生田目史子さん。子育て中で正社員の仕事は難しいが、ソフトメーカーに勤務していたキャリアウーマンだ

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クラウドソーシングより信用できて
派遣会社より価格と使い勝手が良い

 ここ数年、働き方改革が進み、残業規制が強化されつつある。しかし、人手は不足し、業務は増えるばかり。社員たちは仕方なく仕事を持ち帰り、ますます疲労していく…。こんな悪循環に陥っている企業は多いのではないだろうか。

 新たに社員を採用するとなれば、求人広告を出し、書類審査や面接などの時間とコストが必要になる。そういった事情から、最近は業務を外部委託する企業も増えており、アウトソーシング関連のサービスが続々と現れている。

「HELP YOU」はその一つ。自社で作業する時間はないが、かといって他に頼める人がいない。社員を雇うほどの仕事ボリュームがなかったり、社員を雇用するには負担が大きすぎたりといった企業に対し、外部のスタッフがチームを組んで業務を代行するサービスである。通常、申し込んで1〜2週間で稼働できるので、派遣会社に依頼するより、スピード面でも費用面でもメリットが大きい。

 リーダーとなる専属アシスタントがクライアント企業とのパイプ役となり、10人程度のアシスタントに業務を割り振って作業し、納品をする流れだ。

 2015年に始まったサービスだが、現在150社のクライアントを持ち、250名のアシスタントが稼働している。スタートしたばかりのベンチャー企業から、時期によって業務量に変動がある企業など、需要は様々である。

 「起業したばかりのWEB製作会社さんからは、いろいろな業務を請け負っています。まだ社員が2名と少ないため、請求書や見積書の作成、備品の手配、出張やお礼状、贈答品の購入など、総務部門が担う業務を委託されています。おかげで本業に専念することができ、助かっているとの声をいただいています」と話すのは、HELP YOUを運営する合同会社レインボー(8月1日より「株式会社knit」に社名変更)の秋沢崇夫代表。

 SNSマーケティングを行う社員100名の会社では、提案資料や営業レポートの作成、議事録の書き起こしなどを委託している。これまでは残業に追われて社員は疲弊していたが、それが解消され、営業件数も増えたという。人事に関わる案件を依頼してくる企業も少なくない。新入社員の1次選考や面接のセッティングなども請け負っている。

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