[モスクワ 19日 ロイター] - トランプ米大統領の長男、トランプ・ジュニア氏が昨年の米大統領選挙期間中に面会したロシア人弁護士、ナタリア・ベセルニツカヤ氏は、米議会で証言を行う用意があることを明らかにした。

ベセルニツカヤ氏は18日夜に放映されたロシア国営のロシア・トゥデイ(RT)テレビのインタビューで、昨年6月にマンハッタンのトランプタワーで行われた会合を巡る動向を「集団ヒステリー」と形容。「弁護士を通して議会上院で詳細を明らかにする用意がある」と述べた。

同氏はこれまで、自身は民間の弁護士でロシア大統領府とのつながりはないとし、米大統領選でトランプ氏の対抗馬だったヒラリー・クリントン氏に不利になる情報は持っていなかったと立場を示している。

米議会上院の司法委員会のメンバーで民主党の有力議員ダイアン・ファインスタイン氏はこの日、記者団に対し、ベセルニツカヤ氏に証言を要請することについてはまだ協議されていないとし、同氏の提案についても何も承知していないと述べた。

問題となっている昨年6月の会合の参加者は、トランプ・ジュニア氏、ベセルニツカヤ氏とその通訳、トランプ大統領とも関係のあるロシアの不動産開発会社幹部のIke Kaveladze氏、トランプ大統領の娘婿で現在大統領上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏、トランプ陣営の選対本部長だったポール・マナフォート氏、会合を取り持ったパブリシストのロブ・ゴールドストーン氏、ロシア系米国人のロビイスト、リナット・アフメトシン氏と判明。

上院情報委員会は米大統領選へのロシアの介入疑惑を巡る調査の一環として、同会合の参加者全員から事情を聞きたいとの意向を示している。