モンゴルに滞在していた北朝鮮労働者の7割が帰国した。モンゴルの不況によるものだ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

モンゴルの建設業界の関係者が語ったところによると、建設不況により工事が中断し、仕事がなくなった多くの北朝鮮労働者が昨年末に帰国したという。モンゴルの北朝鮮労働者について公式の統計は存在しないが、人権団体は1000人前後と見積もっている。

現場で寝泊まり

北朝鮮当局は、モンゴルの鉱山に自国の労働者を派遣することを検討したが、こちらも不況の影響で雇用が減少したため、実現しなかった。モンゴルは中国に多くの地下資源を輸出しているが、中国の大気汚染防止策の煽りを受け、輸出が減少している。

不況は今後も続くと見られ、北朝鮮労働者の数が増えることはないだろうとこの関係者は見ている。

北朝鮮労働者の月給は40万トゥグリク(約1万8600円)ほどで、モンゴル人労働者の3分の2に過ぎない。さらに月給の9割を北朝鮮当局に上納させられているため、現場で寝泊まりするなど、非常に劣悪な環境のもとで暮らしている。