果物を毎日食べていますか。日本人全体で果物の消費量が減っているなか、特に若い世代の果物離れが深刻化しているようです。若い世代だって果物が好きなはず。なのに何故、果物を食べなくなりつつあるのでしょうか。

果物を食べない若者が急増中

日本では年々、果物の消費量が減少傾向にあります。厚生労働省による国民健康・栄養調査によると、一人当たりの1日の果物消費量は、1980年では155,2gであったのに対し、2015年では107,6gまで減っています。全体の数字は減っているものの、実は60歳以上の世代の消費量はあまり変わっていないんです。果物消費量が減少したのは、若い世代が食べなくなったことにあります。2015年の統計によると、60代が1日に食べる果物の量は145,9gですが、20代では1日61,5g、30代では1日56,2gしか果物を食べていないのです。

若者が果物を食べない理由

若い人たちの間で果物離れが進んでいるのは何故なのでしょうか。一番の理由は、果物の値段にあります。日本の果物は品質が良いことで知られていますが、その代わり値段が高くなります。若い人にとって果物は贅沢な食品であり、食費を抑えたいと思ったら、果物には手を出せなくなってしまうのです。それから若者が果物を食べなくなったのは、値段以外の理由もあります。それは手間がかかることです。ほとんどの果物は皮をむく必要があり面倒なうえ、手も汚れるという理由で敬遠されがちに。果物を食べるのなら簡単なほうがいいと、果物ジュースを選ぶ場合が多いのです。果物や野菜の濃縮ジュースについては「濃縮還元ジュースは栄養が少ない!の噂を検証」をチェックしてくださいね。

スナック菓子よりも健康的な果物を!

現在、果物の消費量を増やそうと、果物の産地や農協などにより様々な運動が展開されています。例えば、うるおいのある食生活推進協議会による「毎日くだもの200グラム運動」はその一つ。果物には生活習慣病を予防する高い効果があり、1日1人果物200gの摂取を推進するものです。また日本園芸農業協同組合連合会の「デスクdeみかん」運動もあります。従来日本人はコタツでみかんを食べる習慣がありましたが、最近はコタツのある家が減っています。それが原因となり、みかんの消費量が減少しているのだそうです。

もっと気軽に、勉強中や仕事中でもデスクでみかんを食べようとの提案を行っています。日本は先進国の中でも、果物消費量がとても少ないそうです。果物を食べないのは残念なことであり、スナック菓子で空腹を満たすよりも、果物を食べたほうがずっと健康的です。値段が高いので果物を頻繁には買えないけれど、できることなら食べる量を増やしたいと思っている若者は少なくないそうです。すぐに解決するのは難しくても、いつかもっと気軽に果物を買えるようになることを期待しましょう。


writer:Akina