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これまで労働組合が「残業代ゼロ制度」と批判してきた「高度プロフェッショナル制度」(高プロ制)について、修正付きの容認に転じたと報じられた連合(日本労働組合総連合会)。これを受け、市民たちが7月19日、東京・千代田区の連合本部(連合会館)前に押しかけ、「執行部による連合の乗っ取りだ」などと抗議の声をあげた。

抗議行動は午後7時からスタート。開始時点で40人ほどが集まった。呼びかけ人の男性(33)は、「政府は高度な専門性を有する人だけで、多くの人は対象にならないと話しているが、経団連は対象の拡大を想定している」と高プロ制を批判。

「連合は、働く人を代表しなくてはならないのに、内部の議論も不十分なまま、執行部が一方的に賛成を表明した。絶対許されないことで、強く撤回を求める」と連合執行部を批判した。

参加者らはその後、連合会館に向かって「神津里季生(連合会長)はさっさと出てこい」「逢見直人(事務局長)はさっさとやめろ」「勝手に決めるな」などと、拡声器を使って抗議の声をあげた。

【追記1】

抗議活動では、コールと交互に参加者がスピーチした。ある男性は、高プロ制の下限である年収額(1075万円)が、過去の法案に明記されず、省令で指定することが想定されていたことを指摘。その上で、高プロ制が成立すると、「簡単に対象が引き下げられてしまう」と警鐘を鳴らしていた。

呼びかけ人の男性は、連合に厳しい声を投げかける一方、「連合が他の労働組合と対立することは望んでいない」ともコメント。労働組合を分断し、弱体化を目論む勢力があるとして、「私たちは、労働組合から動員されたのではなく、ツイッターの呼びかけで集まった」「働く一個人として、連合にしっかりやってほしいという思いで、ここに来ている」と強調していた。

参加者は、終了時間の午後9時まで、声を振り絞って、コールを続けていた。主催者側によると、参加者は午後8時15分時点で約120人まで増加。終了時間になると、それぞれ家路に着いた。

【追記2(7月21日19時10分)】

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(弁護士ドットコムニュース)