言葉や態度で相手の自尊心を奪うモラルハラスメント、なかでも配偶者からの「モラハラ」が話題になっています。現在、娘と2人暮らしのヨシダテルミーさんも、離婚した元夫からモラハラ被害を受けていました。

離婚前は「洗脳」されていたというテルミーさん。別れを切り出したのは元夫からだったといいますが、その理由とは? そして、離婚後テルミーさんが苦しんだという周囲の無理解な声とは?

モラハラ夫が切り出した離婚理由とは

「そんな理由で別れたの!?」離婚の原因を友達や知り合いに打ち明けたとき、いちばん言われて辛かった言葉です。

離婚を切り出したのは元夫からでした。まず最初に理由として挙げたのは「私が太ったから」と「新しい服も買わず、おしゃれをしないから」ということ。
子どももいて、別れるまでは夫のモラハラにもいっさい気づかず、別れたくなかった私は、夫の挙げる理由をひとつひとつ論破していきました。

「太ってんのは元からだし、服を買わなかったのは、あなたが3年間ほぼ無職だったからじゃない。それでも、いろんなものを欲しがるから、あなたと子どもを優先した結果じゃない」と。

そんな風に理由を潰していったら、しまいには「ひとりになって遊びたいから別れてくれ」と言い出しました。

「離婚してまで遊びたいって、なにしたいの?」と尋ねたら、「フットサルして、ドラムを習いたい」と返ってきたときは、目玉がポンと飛び出してそのままコロコロ転がっていきそうなほどの衝撃でした。

離婚に対する周囲からの無理解な声


モラハラ夫が私に突きつけた驚きの離婚理由!友人の心ない言葉もダブルパンチに当事者の私でさえ納得できない理由ばかりなので、別れた理由を尋ねられたときに、どれを伝えても「そんな理由で離婚したの?」と言われることに。

離婚して2年半たった今でこそ「そりゃ、そう思うだろうなぁ」と受け流せるけど、別れてすぐのときは、この言葉を言われるたび、なんとも言えない無念さを感じていました。
そんな理由でも別れを受け入れなくてはならなかった経緯や、それでも私は絶対離婚したくなくてめちゃくちゃ抵抗したことなど、その場で説明することもできません。

「『俺の前でおならしたことあるだろ! だから離婚だよ』とも言われたんだよね〜(事実)」とわけのわからない自虐に走らざるを得ないのです。
「なるほど! そりゃ離婚するわな」と、だれもが納得するような理由じゃないので、お互い気まずくなるだけ。親しくない相手には、男を紹介してくれるなどの動機がない限り、離婚理由は聞いてくれるなと、わりと本気で思っています。

逆に、うれしかったのは「○○ちゃん(私の子ども)がいてよかったね。子どもがいるからがんばれるよね」と言われたこと。

結婚したときは、シングルマザーで子育てをしている方を、「たいへんだろうな」と見ていたのですが、離婚した今は、子どもがいたからこそ、つらい状況をがんばれたと実感しています。「お父さんがいないなんてかわいそう」などと言う人もいるなか、子どもがいることをポジティブにとらえてくれると、それだけで、なんだかすごくうれしくなるのです。

【ヨシダテルミーさん】
地方在住の主婦。19歳で初めてつき合った男性と28歳で結婚し、33歳で離婚。現在はワーキングマザーとして、5歳の娘と2人暮らし。インスタグラムで発信する、モラハラ夫との生活を綴った手書き投稿が人気を集める。@yoshiterumi