地域のお祭りに向かう上西議員(画像は『上西小百合 衆議院議員 2017年7月16日付Instagram「カモフラ柄でお祭り!」』のスクリーンショット)

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7月15日に埼玉スタジアムで行われた“明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ 浦和レッズ×ボルシア・ドルトムント”の試合について、上西小百合衆議院議員(無所属)が「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」さらに浦和サポーターに向けたと思える「他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」といったツイートで炎上した。大量な批判のみならず殺害予告まであったことから警察に届け出ることとなり、上西議員は一連の騒動について18日に会見を行った。ところが彼女がコメントを秘書に指摘されて撮り直す裏事情まで、一部始終がテレビで放送されてしまう。

19日のバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)でも、上西議員の炎上騒動を取り上げてその18日の会見映像を流した。

上西議員はまず「“死ね”“ブス”などの声にカチンときたので、一部の過激なサポーターに対して抗議の意味を込めてツイートした」と「一部の過激なサポーター」へ向けたものだったことを強調する。記者団から「投稿した内容について“踏み込みすぎた”と思うか?」と問われると「単に観衆として残念な試合だったなとイメージを持った。それを言わせて頂いただけなのでこれに関しては…」と話す途中で、彼女の秘書を務める男性が「結果的にこうなっちゃてるんだから“踏み込んだ”と言った方がいいよ」と割って入る。ひそひそ声ではなく普通の会話だ。

彼女が「どこを踏み込んだっていうの?」と聞き返して秘書が「殺害予告まで出ているわけで、結果としてそうなったのは“踏み込みすぎた”とちゃんと言わないとおかしいでしょう」とやり取りした後に、記者団へ向けて「もう一度質問して頂いていいですか?」とやり直しを要求する。

再度「“踏み込みすぎた”と思うか?」と質問を受けた上西議員は「結果的にこういう過激な発言が寄せられることになり、最終的には踏み込みすぎたのかなというふうに思っております」と「踏み込みすぎた」ことを認めたのである。

この会見のVTRを見て、MCの坂上忍は「朝から各局の番組で撮り直しの部分含めて当たり前のように流しているのに驚いた」「全部流して“いいんですか?”とリアクションしてしまう」と本音を明かす。本来ならばオフレコ部分は使わずに“テイク2”を流すのが業界の常識なのだ。今回ばかりは「擁護する気はなくても可哀そうという気持ちにはなる」「俺らの場合だと笑いで済まされるけど、洒落になるような状況ではない」と深刻に受け止めていた。

さらに『バイキング』では、18日の会見後に上西議員へ直撃インタビューを行っている。そこで彼女が話した内容はずいぶん整理されており「一部の過激な人たちが殺すぞとか言ってきている。その人たちに向けて、応援しているからと言ってそれを盾にして何でもいい、暴力的なことを言ってもいいというワケじゃないと思う。それに関してああいう言葉を使って抗議した」と主張した。

その上で「それがネットニュースになり、警察に届け出なければいけないような状況になってしまった。騒動になってしまったということに関しては私が踏み込みすぎた部分が今思えばあったんじゃないかと思う」と改めて「踏み込みすぎた」ことを認めている。

『うえにし小百合(上西小百合)(uenishi_sayuri)ツイッター』でRTした秘書によるつぶやきでは、「編集権はテレビ局にあるのだから、どのような編集をされても文句は言わない。ただ、ワイドショーやバラエティーならともかく、政治部が取材に来てあの編集をするのなら、国会記者クラブも上西だから何やってもいいと思ってるんだろう。それはそれでしょうがない」と今回の件について触れている。

となると上西議員と秘書は、あの会見のうち“テイク2”のみが使われると踏んでいたのだろう。ただ、上西議員は『バイキング』のインタビューで「政治家は基本的に口先で目の前の人が喜ぶことを言うものだ。それぞれの人の前で言うことが違うこともある。それは確かに平和ですよ皆が喜んで」との趣旨を訴えて「だから政治の閉塞感があるのではないか、私は包み隠さないでこれからも発信していきたい」と宣言した。

思えば国会中継で首相や大臣が答弁する際に、官僚からメモを渡されたり耳打ちされる光景を目にする。場合によっては一日で言うことがガラリと変わることもあるものだ。今回、思わず暴露されることとなった上西議員と秘書のやりとりはそれに似た部分をクローズアップしたかのようにも思える。

画像は『上西小百合 衆議院議員 2017年7月16日付Instagram「カモフラ柄でお祭り!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)