犬にとっての適温とは?

犬は、人間と違って汗をかいて、体温を下げることが出来ません。
そのため、人間よりも熱中症になりやすく、室内にいても夏の暑さ対策は欠かせません。
では、犬にとっての適温とはなのでしょう?

犬にとっての適温は「湿度 50〜60パーセント 室温 25〜28度」

室内で愛犬ちゃんを11年以上飼われている方のうち、約70パーセントが「エアコンの設定温度を決めるのは愛犬のため」と答えたというアンケート結果があるそうです。
考えてみれば、自分でエアコンを操作したり、窓を開けて風を入れたりと言った、室温の調整が出来ないような小さな子供を、真夏の暑い家の中で留守番させるのと同じ事ですから、当然のことですよね。
そうすると、エアコンの適温は人間の小さな子が寒さを感じない程度に、心地よく過ごせる
湿度と温度が、犬にとっても適温ということになります。
おおよそ、「湿度 50〜60パーセント 室温 25〜28度」が、犬にとっても適温と言われています。

熱中症にかかりやすい条件は?

ブルドックやパグ、フレンチブルドックなどの鼻の短い犬種(短吻種)は、呼吸効率が悪いために特に暑さに弱いとされています。
また、犬種に関わらず、シニア、心臓や内臓に疾患あるコ、病中病後のコ、出産前後のコ、
太り気味のコ、生まれたばかりの仔犬なども要注意です。
逆に、ミニチュアピンシャーや、スムースタイプのチワワなどは、体温を保持する皮膚や体毛が薄いので、室温を下げ過ぎると冷え切ってしまうので注意しましょう。

愛犬の様子を見て、適温かどうかを見極める

室内が適温かどうか、快適に過ごせているかどうか、犬の様子を見て判断しましょう。

暑い時

呼吸が荒い床の上にお腹をぴったりくっつけて腹ばいで寝ている水をがぶ飲みする食欲がない

寒い時

体を丸めて寝ている動きたがらないずっと寝ている

室内犬への暑さ対策グッズ

冷却マット(¥2000〜)

いろいろなメーカーから発売されている冷却マット。
使う前に冷蔵庫に入れるとより冷たくなるタイプもあります。
汚れても洗えること、持ち運びが出来ることなどメリットも多いアイテムで、使用してる飼い主さんも多いと思います。

エアコン

最近のエアコンは、高機能なので湿度、温度、風向、風量なども微調節出来るので、
最強、最適のアイテムだと思います。
ただ、停電の時に止まってしまうこと、人感センサーなど、人間の体温しか認識しないタイプのエアコンだと、ペットの温度を感知できず、自動で停止してしまうことがあるそうです。
エアコンだけに頼らず、冷感マットや冷凍ペットボトルなど、他の手段と合わせて使うようにした方がより安心かも知れませんね。

エアコン+サーキュレーター

電気代が気になる、あるいは、エアコンの風だけでは冷え過ぎが心配な場合にオススメの方法です。
ただし、サーキュレーターや扇風機で感じる涼感は、皮膚から汗が出て、気化することで涼感を感じる人間だけのモノ。汗をかかない犬には、全く無意味です。
扇風機やサーキュレーターは、エアコンで室温を下げ、その冷えた空気を室内に循環させるための道具にすぎないことを覚えておきましょう。

大理石ボード(40センチ×40センチ ¥4000〜)

大理石ボードは、ひんやりと冷たく、汚れたら洗えます。
また、電気なども使いませんし、天然石なので耐久性はバツグンです。
その上、冷却マットのように破れて中身が出る、ということもないので安全です。
一度購入すれば、何十年も使える丈夫なアイテムですが、高価なのが唯一のデメリットと言えます。

凍らせたペットボトル

小型犬なら、凍らせたペットボトルにタオルを巻いて与えると、体温を下げるために抱えるようにして使うようです。
また、2リットル入る大型のペットボトルを数本凍らせて、タオルを巻き、お留守番させるゲージの上に置くと、冷気が下がってきて、数時間は冷気で涼しくなります。
あるいは、扇風機やサーキュレーターの前に凍らせたペットボトルを並べて風を当てると、
涼しい風が起こり、室温も下がります。
シニアのコや、小さな仔犬ちゃんには、エアコンの冷たい風が直接当たるよりも、こちらの方が向いているかもしれません。

冷え過ぎると病気になる!?やってはいけないやりすぎ暑さ対策とは?

エアコンの温度を下げ過ぎる

雪国や寒い地方原産の犬種や、毛がモサモサに伸びていると「暑いだろう」と、つい冷房の温度を下げ過ぎてしまうかも知れません。
犬の体は人間と同じように、健康に生きていくため、さまざまな神経の調節を行う自律神経が働いています。
暑くなってくると、散歩に行く時間がずれたり、眠る時間が減ったりすることに加え、外気と室内の温度の差で、犬の自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります。
犬にとっての適温は、あくまで目安とし、愛犬ちゃんの様子を見ながら、もっとも快適に過ごせる温度を調整してあげましょう。

冷たい水を与えすぎる

暑い時期ですから、冷たい水を飲ませたいと思うかも知れませんが、飲ませ過ぎると当然、
お腹を壊します。
特に、まだ1歳にも満たない子犬は、製氷皿で作った氷一かけらでもお腹がゆるくなることも
あるので、冷たい水や氷は与えない方が良いでしょう。
常温のお水をいつでも、好きなだけ飲ませてあげる方がずっと、犬の体温を下げてくれます。

犬の毛を刈り上げ、丸刈りにしてしまう

長毛種のコを丸刈りにしてしまうと、体温調節の機能が狂ってしまい、本来は寒さを感じないはずの室温でも、「寒い」と感じてしまうことになります。
あまり手入れをしないのも問題ですが、体毛があることで体温を調節していることを頭に入れておきましょう。

冷え症のワンコもいることをしっておく

暑くても、肉球が冷たい、病気でもないのに歯茎が白っぽい、エアコンの効いた部屋で布にくるまっている…などの様子を見せるコは、冷え症の可能性があります。
ずっと、一年中同じ温度の部屋で暮らしているコは、屋外で飼われているコよりも、気温の変化に弱いと言われています。
そのことを踏まえて、愛犬ちゃんが冷え症かどうか、一度よく観察してみましょう。

体を内側から冷やす食品の与えすぎ

我が家のめいぷるは、完全手作り食です。
ドライフードは、おやつのみ。毎年、かかりつけの動物病院できちんと検査をしているので、健康に問題はありません。
手作りの食事を作る際に、夏は体が冷える食材、冬は体が温まる食材を意識的に選んで使うようにしています。
スイカ、冬瓜、きゅうり、レタスなどが体を冷やすと言われている食材です。
けれども、体を内側から冷やす効果がある、これらの食材をたくさん食べたり、普段、野菜を食べる習慣のない犬が食べると、体が内側から冷え過ぎてしまって、下痢を引き起こすことが
あるので、注意しましょう。
特にスイカは甘く、十分な水分もあり、スイカが好きな愛犬ちゃんは多いと思います。
おねだりされるがままに与えてしまうと、肥満にもなる心配もあるので、与える時は
ほんの一かけらぐらいにしておきましょう。

まとめ

人間にも暑さに弱い人、強い人がいるように、犬にも暑さに強いコ、苦手なコがいると思います。愛情をかけるあまりに過保護が過ぎると、却って愛犬ちゃんにとって良くないこともあるので、暑くて苦しげなそぶりをしていないか、寒くて震えていないかなど気を配って、暑い夏を乗り越えましょう!