18日、昨年9月に韓国の「1000年の古都」と呼ばれる慶州を韓国史上最大規模であるマグニチュード5.8の地震が襲ったが、その地震にもびくともしなかった国宝の石塔が話題を集めている。写真は仏国寺。

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2017年7月18日、昨年9月に韓国の「1000年の古都」と呼ばれる慶州(キョンジュ)を韓国史上最大規模であるマグニチュード5.8の地震が襲ったが、その地震にもびくともしなかった国宝の石塔が話題を集めている。韓国・聯合ニュースが伝えた。

文化遺産が数多く残る慶州の地震では、一般の家屋に加え文化財への被害が懸念された。その一つが、世界遺産・仏国寺(プルグクサ)にある国宝第21号で「釈迦(しゃか)塔」と呼ばれている「仏国寺三重の石塔」だ。折しも2012年から4年にわたり行われた補修工事が終わったばかりで、文化財庁国立文化財研究所の職員らが被害の程度を心配したという。しかし調査の結果、幸いにも仏国寺三重石塔に中心軸や傾きなどの変化はみられず、一部材料に小さな変化が出ただけと確認された。

結果を受け、同研究所は「大小の自然石で塔を積み上げ、隙間には土を入れて置いたおかげで地震の波動が減衰され伝わった」と分析、さらに「石塔の重心が1階塔身の低い部分に置かれたことも、地震に耐えた原因」と指摘した。

これについて韓国のネットユーザーからは「ご先祖様の耐震設計のおかげだ」「百済と新羅が世界初の耐震設計技術を生み出したらしいよ」「住宅建築に携わってる人はこれを見習って。耐震設計はこういうふうにするものだ」といにしえの設計技術に感嘆したという声が上がり、「それもこれもお釈迦様の御慈悲があったから」とのコメントも寄せられた。

また、「石窟庵(ソックラム。国宝で、仏国寺と合わせ世界遺産に指定されている)は植民地時代に日本がしっかり復元・管理してくれたおかげで今がある」「それよりも石窟庵の復元をしっかりして。学校の引率で行ったけどがっかり。仏様がエアコンの効いたガラスの部屋に閉じ込められてた」「日本人より建築技術が優れていたのに、どうしてこんなことになったの?」と近年の修理・補修実態への非難コメントも寄せられ、「ご先祖様の貴重な文化財をしっかり保存して子孫に託せるよう努力していこう」と呼び掛けるユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)