元気で長生きを実践し、生涯現役だった聖路加国際病院の日野原重明名誉院長が18日(2017年7月)、呼吸不全で死去した。見事な105年の人生の幕を閉じた。

1911年(明治44年)に山口県で生まれた。京都帝大医学部卒業後、太平洋戦争が始まった1941年に聖路加国際病院の内科医として赴任し、東京大空襲では負傷者の救護に当たった。

戦後は予防医療に着目し、1954年に日本で初めて人間ドックを開設し、「成人病」という呼称を改め「生活習慣病」を提唱した。「100歳はゴールではなく、関所だよ」と、100歳の時にフェイスブックに投稿、101歳でヘリコプターに乗り、102歳には絵本作家、103歳で乗馬を楽しんだ。

朝昼晩しっかり食べろ

その健康維持に、朝食は野菜ジュースとスプーン1杯のオリーブオイル、昼食はクッキーと牛乳、夕食はヒレ肉を週2回、魚を週5回食べ、色の付いた野菜を大皿1杯という健啖ぶりだった。とくに、ブロッコリーは長生きのビタミンがあると勧めた。

最期は東京・世田谷の自宅で息子さん夫婦に見守られ息を引き取ったという。