愛知県豊田市の住宅街の森で、近くの親子が体長7センチの大型カブトムシを捕まえた。普通のカブトムシよりふた回りも大きな胴体はグリーンメタリックに輝き、3本の黒いツノを持つ。主に東南アジアに分布するアトラスオオカブトで、この名前はギリシャ神話の「天空を支える神」からきた。攻撃性が強く、大きいものは体長10センチにもなるという。

見つけた小林健将君は「びっくりした。夢かと思った」、父の真一郎さんは「海外で売っているのは知っていたけれど」と、こちらも驚いていた。日本にはいるはずのない外来種が、なぜ生息していたのか。

飼っていた人が逃がした?生態系に影響

「モーニングショー」のスタッフが森の中を8時間捜索し、さらに10本の木に餌を仕掛け、暗視カメラも設置したが、ノコギリクワガタなど在来種しか見つからなかった。

九州大の荒谷邦雄教授は「飼っていた人が逃がしたか、虫が逃げたか。定着は考えにくいが、否定はしません。立派に害虫になり得ます」と話す。環境省と農林水産省が作る外来生物リストには、「定着予防外来種」としてヒアリの隣に載っている。人に危害はないが、生態系に影響する点では、危険生物と同じ扱いだ。

ペットショップで1匹1000円

司会の羽鳥慎一「普通はいませんよね。いたら喜ぶけど、なんだろうと思います。かっこいいなんて言っていられないです」

野上慎平アナ「日本のより強くて、えさ場を荒らすと心配されています」

カブトムシは世界に1000種いるといわれ、1999年の法改正で輸入が可能になった。2003年には虫をモチーフにしたゲーム「ムシキング」がブームになり、05年に190万匹以上が輸入された。今はムシキング世代が大人になって、再びブームが起きているという。ペットショップやホームセンターで1匹1000円くらいで売られている。

羽鳥「お手ごろ価格だからと買ってから面倒になり、手放す人がいるんでしょうね。どんな生き物でも最後までちゃんと飼ってください」