移籍会見でスペイン語を駆使しながら自己紹介をした本田。開幕までの残り少ない時間でコンディションを上げられるか? (C) Getty Images

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 現地時間7月18日、メキシコ1部リーグのパチューカのクラブ施設で入団会見を行なった日本代表MFの本田圭佑。その模様は日本でも大きく報道された。
 
 他の5人の新入団選手と共に壇上に上がった本田は、覚えたてのスペイン語で、「みなさん、こんにちは。初めまして。ケイスケです。ここにいられることがとても幸せです。僕にできることのすべてをして、クラブに最大の貢献をしたい」と挨拶した。
 
 さらに、「このスペイン語の挨拶は昨日準備したばかり。だから、僕にスペイン語で話しかける時は、ゆっくりとお願いします(笑)」と大勢のパチューカ・ファンが詰めかけた会場を笑いの渦に巻き込んだ。大阪生まれの本田。さすがのお笑いセンスで掴みはバッチリといったところだろう。
 
 ファンの心を掴んだ本田について現地メディアも賛辞を送っている。メキシコ・メディア『カンチャ』は、現地語を駆使した日本代表MFに大きな期待を寄せている。
 
 同メディアは、「本田がパチューカの“真の王者”になる」と大きく見出しを打ち、入団会見の模様を紹介。そして、「本田はオリベル・アトム(キャプテン翼のスペイン語圏での名前)のように王者らしく貫禄を見せつけ、スペイン語で話すことをためらわなかった」とその姿勢を高評した。
 
 またアメリカ・メディア『ESPN』は、本田のパチューカ入りが日本代表に好影響をもたらすとしている。
 
 同メディアでコメンテーターを務めているジョン・ウィルキンソン氏は、「本田はミランで激しいポジション争いに敗れ、なかなか試合に出ることができなかった。しかし幸運なことに、メキシコへの移籍でその流れを止めるだろう」とパチューカでは出場機会を得る可能性が高いと分析した。
 
 さらに同氏は、本田の出場機会増大が日本代表にも関わると次のような見解を示している。
 
「彼はボールを持つと何かやってくれるのではないかと思わせてくれる。信頼の置けるプロフェッショナルだ。現在は調子を落としているが、本来のパフォーマンスを取り戻すことができればアジアでもトッププレーヤー。日本代表にとってもポジティブなことだね」
 
 なお、本田は会見後にパチューカ移籍について自身のツイッター上で、「なぜパチューカか? という問いに対する理由の1つが無難な選択をしようとしていた自分に腹が立ったんです。そんな自分が退屈で…。そんな中、日々熱くなれそうなチームだった」と決断理由を明かしている。
 
 メキシコ・リーグの開幕は現地時間7月23日、パチューカはプーマスと対戦する。その初陣で本田はいかなるプレーを披露するのか? 今から楽しみは尽きない。

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