染付柳鳥文皿=国立故宮博物院提供

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(嘉義 19日 中央社)国立故宮博物院南部院区(嘉義県、南院)が大阪市立東洋陶磁美術館から借り入れた江戸時代の磁器が破損したことが19日、分かった。同院が明らかにした。日本側の担当者は同日現地を視察し、破損の状況や原因を確認する。

破損したのは江戸時代の1660〜1670年代に製造されたとされる有田の「染付柳鳥文皿」。南院では、大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品161点を展示する「出帆万里-日本伊万里磁器特別展」と題した国際展を2015年12月末から開催しており、破損した文物は同展の展示品の一つ。

南院によれば、文物は展示用の皿立てから滑り落ちて破損したとみられている。展示ケースには文物計34点が陳列されていたが、その他の展示品に異常は見つかっていないという。

南院は18日午前8時20分に破損を発見した後、即座に会場を封鎖し、全面的な点検を実施。異常が無いのを確認し、公開を再開した。南院は監視カメラの映像を調べた結果、外的な力で破壊されたものではないとしている。

また、盧慶栄・南院処長は、今回の国際展の配置や陳列方法などは全て日本側の指揮の下に行われたもので、陳列完了後、故宮はいずれの展示品についても移動や接触をしていないと説明した。

(江俊亮/編集:名切千絵)