世界には数多くの唐辛子が存在しますが、その中でも「キャロライナ・リーパー」は「世界一辛い唐辛子」としてギネス記録に認定されている品種。そんなキャロライナ・リーパー育成の現場が、YouTubeで公開されています。

Breeding the World’s Hottest Pepper - YouTube

2013年にそれまで「世界一辛い」とギネス記録に認定されていたトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーを越える辛さの「キャロライナ・リーパー」が発見されてからというもの、YouTubeには「キャロライナ・リーパーを食べてみた」という内容のムービーが数多くアップロードされています。



男性がぱくっと唐辛子を口に入れると……



恐怖すら浮かぶ表情に。



こっちの2人組は水をがぶのみ&スプレーを猛噴射。



「大きな間違いを犯した……」とキャロライナ・リーパーを食べたことを後悔する人も。



キャロライナ・リーパーを育てるエド・カリーさんは、これらのムービーを好意的に受け止めつつも、「ものすごく辛い唐辛子を食べることは、危険な行為ではない」と語っています。



カリーさんが唐辛子を育て始めたのは大学生の頃。当時から、唐辛子を辛くしていくことに強い興味を持っていたそうです。



これがキャロライナ・リーパーの実。しわが多く、先端が細くなっていて、独特の形です。



キャロライナ・リーパーは2013年11月に「世界一辛い唐辛子」としてギネス記録を更新。



カリーさんはキャロライナ・リーパーを作るために、「ゴーストペッパー」と「ハバネロ」という2つの品種をかけあわせました。



その結果、表面にコブがたくさんある、「邪悪な見た目」の唐辛子が生まれたとのこと。



初めてキャロライナ・リーパーを口にした時、カリーさんはあまりの辛さに跪いてしまったと語っています。



カリーさんは定期的にウィンスロップ大学の研究室でキャロライナ・リーパーの辛さをチェックしてもらっています。



手前の男性が辛さチェックを行うキャロウェイ教授。



唐辛子の辛さは「スコヴィル」という単位で測定されます。ピーマンの辛さが0スコヴィルで……



ハラペーニョは5000スコヴィル。



チリセラーノは2万スコヴィル



レッドハラペーニョは20万スコヴィル



キャロライナ・リーパーを生み出すために使われたゴーストペッパーは60万スコヴィルで……



キャロライナ・リーパーは156万9000スコヴィルという、群を抜いた数値になっています。



カリーさんによると、キャロライナ・リーパーを食べて最初に感じるのは「甘さ」であるとのこと。



しかし、突如として「辛さ」の爆発が起こり、炎が燃え上がるそうです。



その後、食べた人には肉体的な変化が訪れます。



目が血走り……



涙が出てきます。



発汗



心臓がばくばくしてきて息があがり……



代謝が急激に上がるのを感じるはず。



「溶岩を食べているかのよう」とコメントする人もいます。



あるいは「太陽をなめたかのよう」と語る人も。



しかも、水を飲むなどしても、辛さの炎を消すことはできません。



2017年5月に発表された唐辛子「Dragon's Breath chile」など、キャロライナ・リーパーの記録を破ろうと辛い唐辛子を生み出す人はいます。Dragon's Breath chileはあまりに辛すぎて死に至る危険があるため、医療での活用が考えられているとのことですが、実はカリーさんは、未発表の唐辛子を複数育てているそうです。その中にはキャロライナ・リーパーの2倍以上の辛さの唐辛子も存在し、自分で自分のギネス記録をいつでも打ち破れる状態にあるとのことです。