Googleがかねてから準備を進めていた求人サービス「Hire」を正式にスタートしました。Hireでは採用者がGmailやGoogleカレンダーで履歴書や面接スケジュールを同期・管理できるため、採用に関する業務を徹底的に効率化できます。

Hire

https://hire.google.com/

Google introduces Hire, a new recruiting app that integrates with G Suite

https://www.blog.google/products/g-suite/google-introduces-hire-new-recruiting-app-integrates-g-suite/

Hireは従業員数1000人未満の中小企業を対象にしたサービスです。企業が人材を獲得するためにかかるコストは、応募者を受付けて面接を設定し、評価して実際に採用するまでに平均52日、平均4000ドル(約45万円)かかるという調査もあることから、人事コストを減らしたいという中小企業向けに、採用活動を効率化するのがHireの狙いです。

Hireを利用する企業は、ビジネス向けのサービス「G Suite」とHireアプリをシームレスに連携することが可能。例えば、応募者との連絡メールはGmailとHireの双方で自動的に同期でき、メールの内容を確認したり返信したりするためにメーラーを変更する必要はなく、Gmail・Hireのどちらからでもメール操作をすることができます。

Hire with G Suite - Gmail Sync - YouTube

以下がHireアプリの画面。「Penelope Vargas」さんという応募者用のファイルです。



画面右の応募者に関する情報の中のメールアドレスにチェックがついていれば、Gmailと同期されている状態。



Penelopeさんのメールアドレスをクリックすると……



Hireアプリ内でGmailクライアントアプリが起動して、メールを送信できます。



もちろんGmailと同期しているので、スマートフォンのGmailアプリと連携可能。



Hireアプリに登録された求人に関するメールには「Hire」タグがついて優先的に表示されるので、応募者からのメールを見逃す心配はありません。もちろん、これらのHireアプリで管理する求人関連メールは、複数の人事担当者で共有することも可能です。



早速Penelopeさんからの返信がありました。



即座にスマートフォンのGmailアプリで「では、面接日にお会いましょう」と返信。



Hireアプリにもメールでのやりとりがタイムライン表示され、人事担当者社員が応募者とのやりとりを一目で理解できるようになっています。



また、GoogleカレンダーとHireが自動的に同期するので、応募者に関する情報や面接日程、面接担当者、面接で焦点を当てるべき内容などをHireアプリで管理可能。

Hire with G Suite - Scheduling - YouTube

応募者「Penelope Vargas」さんに関するHireのスケジュール(カレンダー)ページ。



「電話」「ビデオ」「面談」などの面接の方式や……



面接担当者をスケジュールに登録できます。



各面接は色分けされてカレンダーにスケジュール表に登録されるので、面接の日程が分かりやすくなっています。



面談による面接では、部屋を指定可能。「Add room」をクリックすると、空いている部屋が表示されるので、この中から指定して登録すればOK。



スケジュール表には「部屋」に関する列を作ることも可能。部屋に関する列の「All Interviews」をクリックすると……



部屋の予約状況を確認できます。



スケジュールで面接担当者に指定された人には、Gmailで招待メールが届きます。



メール本文には、Hireアプリに登録された日時と面接参加者の面接内容が記載されており、面接予定が一目瞭然です。



Hireアプリのスケジュールページから、応募者に面接への招待メールを送ることも可能。



入力した内容はGmailで送信できます。



人事担当者が招待メールに応じれば、顔アイコンにチェックが付きます。



Penelopeさんも面接日程を確認・応答したようです。



さらに、Hireアプリでは、応募者情報をデータベースとして一元管理でき、Googleスプレッドシートのデータを分析した結果を視覚的に表示することも可能です。何らかの理由で採用を見送った候補者の情報をスコア化して記録することで、将来のマッチングに備えることもできます。



記事作成時点では、Hireはビジネス用のクラウドツール「G Suite」を利用している、従業員数が1000人未満のアメリカ国内の企業が以下のページから利用申請可能です。

Hire

https://hire.google.com/request-demo/