約4割が就活に関与!「子どもの近くにいたい親」の今ドキ親子関係は

写真拡大

入社式に新入社員の親が参加する会社もあるようですが、“親からの自立”を象徴するライフイベントでもある入社式に親がくることについては、賛否両論あるのではないでしょうか。

親が入社式に参加する動機としては、子どもの就職活動に深くかかわったからという理由も推測できますが、では、実際に子どもの就職活動に携わった親の割合というのは、どれほどなのでしょうか。

今回は、就活から見える“親子関係の今”について、お届けしていきます。

子どもと一緒にいたい……! 「近くで働いてほしい」と考える親は6割

明治安田生命生活福祉研究所が2016年に実施した「親子の関係についての意識と実態に関する調査」によれば、「子どもに自分たちの居住地の近くで働いてほしいか」という質問で、「思う」「どちらかといえば思う」と回答した親の合計の割合は9,715人中58.5%にのぼっています。

子どもが結婚するまでは親が責任を持ってケアしたい、初任給でやりくりできるか心配だから、しばらくサポートしてあげたい、家賃がもったいない、子どもとまだ一緒にいたい……その理由は様々でしょう。

息子の場合は54.5%、娘の場合は65.5%と、「娘にそばにいてほしい」と願う親がより多いというのも興味深いですね。

半数近くの母親が、娘の就職活動に関わっている!

続いて、親が子どもの就職活動に関わった割合を見ていきましょう。

息子の就活に関与した親の割合は、父親が34.8%で母親が39.6%。娘の就活に関与した親の割合は、父親が31.6%で母親が45.9%。

同調査ではこのような結果になっていますが、みなさんは「高い」と感じましたか? それとも「低い」と感じましたか?

ちなみに「親自身が就活をしていた頃に親から関与されたか」の質問については、男性の25.2%、女性の28.8%が「関与された」と回答。自分は何も言われなかったけれど、もしくは言われなかったからこそ子どもには関与する、という親も多いようです。

また、娘の就活に関しては、母親が関わっている割合が高くなっています。やはり、女性同士で友達のように相談しやすく、「○○社は、通勤がラク」「転勤がないかちゃんと確認しなさい」といったやりとりを通じて、娘がそばにいてくれるように画策している母親もいるかもしれません。

「結婚・出産を見据えてどんなふうに働いていくか」「キャリアになりたいのか」などと、人生の先輩として相談に乗っているケースも多そうですね。

 

以上、就職活動に見る親子関係についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

生きがいにしてきた子育てが終わるのは親としては寂しい気持ちがあるでしょうし、子どもにまつわる心配は尽きることはありません。

とはいえ、老後の年金暮らしの不安が少なかった時代と異なり、これからは親世代も老後資金の貯蓄に励まなければならない時代です。就職の機会を、親と子、お互いが“自分の人生”について考えるきっかけとしたいものですね。

 【参考】

2016年 親子の関係についての意識と実態に関する調査 - 明治安田生活福祉研究所