Amazonが、Blue Apronのようなオリジナルのレシピと調理に必要な食材がすべてそろった「食材キット」を宅配するサービス「Amazon Meal Kits」を準備中であることが明らかになりました。

Amazon is already selling pre-packaged ‘Meal Kits’ as it bites into service from Blue Apron and others - GeekWire

https://www.geekwire.com/2017/amazon-already-selling-pre-packaged-meal-kits-bites-service-blue-apron-others/

アメリカではBlue ApronやHelloFreshなど、あらかじめ用意された食材とレシピを使って家で調理して食べる「食材キット」の宅配サービスが人気を高めています。そんな中、ニュースメディア・GeekWireの読者のひとりであるジョシュ・チャドさんが、Amazon上でも同様のサービス「Amazon Meal Kits」がスタートしているとタレコミしてきたそうです。

チャドさんは2017年7月初頭、Amazonによる生鮮食品の宅配サービス「Amazonフレッシュ」の検索結果に「Amazon Meal Kits」が出てくることに気付きました。ユーザーのレビューを遡ってみると、サービスは6月下旬から始まっていたようです。他の食材キット宅配サービスであるBlue ApronやHelloFresh、Sun Basket、Home Chefを利用していたチャドさんはこのAmazon Meal Kitsにも興味を持ち、実際に注文を行いました。



チャドさんは自分と奥さんの分のステーキを作るために「Steak Au Poivre」を注文しました。キットの中身は「シェフによる簡単にマネできるレシピ」と「完璧に分けられた新鮮な食材」で、サイトによれば内容物はこんな感じ。食材は洗い・皮むき・カットなどがほとんど済んだ状態で届きます。



レシピはこんな感じ。かなり細かく段階に分けて書かれていることが分かります。



食材についてチャドさんは「ステーキは8オンス(約230g)で、少なくともアメリカ農務省の選択品質レベルのものだった」「他の食材キット宅配サービスで見かけるような変な切り方の食材などはありませんでした。エンドウ豆はとても新鮮で汚れもなく、とても甘かったです。玉ねぎはダイスカットされていました。また、他のサービスで同じレシピのものを頼んだ際には見られなかったような新鮮な緑色のココナツも届きました。全体的な評価を下すなら、自宅で作ったにも関わらず10点中9点の出来栄えでした」と絶賛。「食事に関するすべてが良かったが、パルメザンフライとペッパークリームソースが僕の中ではハイライトだった」と、語っています。

記事作成時点では「Amazon Meal Kits」にはステーキのほかにローストチキンなど17種類のキットがあって、一部のユーザーにのみ試験的にサービスが提供されているそうです。なお、価格帯はさまざまなですが、最も安いものが15.99ドル(約1800円)となっています。実際にサービスを使ってみたチャドさんは、同様のサービスよりも食材が入った箱は「少し小さめ」に感じたそうで、食材が入ったビニール袋以外は「すべて簡単にリサイクルできた」と語っています。



Amazonといえば、食料品チェーンのホールフーズ・マーケットを137億ドル(約1兆5000億円)で買収すると発表したばかりで、そのブランド力と流通網を駆使してAmazon Meal Kitsの拡大を進めてくるのではと考えられています。

なお、Amazon Meal Kitsの競合サービスとなるBlue Apronですが、Amazonによるホールフーズ・マーケットの買収報道により株価が11%も下落したそうです。