ある訪日中国人観光客がこのほど、「中国で失われた素晴らしい文化が日本には残っていた」との手記を発表した。日本を学ぶことで、中国はかつての礼儀の国を再興できると主張している。

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ある訪日中国人観光客がこのほど、「中国で失われた素晴らしい文化が日本には残っていた」との手記を発表した。

中国は古来、「礼儀の国」を名乗ってきた。だが優秀な文化は次第に失われてしまった。そのことを痛感させられたのが日本での体験だ。

京都の観月橋でのこと。私たちは撮影スポットで順番待ちをしていた。すると、先に写真を撮っていた日本人家族3人は急いで撮影し、立ち去る際には親子共々頭を下げながら「すみません」とあいさつしてくれた。

ホテルのエレベーターの前でスーツケースを持って待っていた時のこと。エレベーターが開くとドアの前に降りようとした大柄の男性が立っていた。彼は私が荷物を持っているのを見ると「すみません」と言って脇にずれ、先に私を中に入れてくれた。本来は「降りる人が先」なのだが。

高齢化が進む日本では60代の店員も珍しくなく、中国の20代の若者よりもずっと熱意がある。あるコンビニでカードで支払おうとした時、70代くらいの高齢のレジの人の手際が悪かった。彼は何度も「すみません」と言っていた。そして、次の客にはまた優しく「いらっしゃいませ」と声をかけていた。どうやら「すみません」「いらっしゃいませ」が日本人の口癖のようだ。ドラマなどに登場する日本人がよく言っていてわれわれもよく知る「バカヤロウ」は誰も使っていないようだ。

もちろん、日本人のすべてが良いと言っているわけではない。ただ、成長するためには他者の長所を学ぶべきであり、日本の礼儀はそれに値する文化だ。幸いにも、中国から失われてしまった文化がこんなにもしっかりと日本に残されている。あとは私たちがそれを取り戻すだけなのだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)