外国人と話をしていると、文化や習慣の違いから相手に通じない、あるいは共感を得られないことがしばしばある。しかしその一方で、思わぬところで「そうそう、そうだよね」と共感して一気に打ち解けるということもあるから、おもしろい。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 外国人と話をしていると、文化や習慣の違いから相手に通じない、あるいは共感を得られないことがしばしばある。しかしその一方で、思わぬところで「そうそう、そうだよね」と共感して一気に打ち解けるということもあるから、おもしろい。
 
 中国メディア・今日頭条は17日「生活の中に満ちている、他人には言えない小さな気まずさが、日本のイラストに描かれている」とする記事を掲載した。「記事が紹介したのは、日本の日常生活に存在する些細な「あるある」を浮世絵風に描いて注目を集めている日本のイラストレーター、山田全自動さんの作品だ。
 
 記事は、「彼は江戸時代末期から明治初期に生きる町人として、現代の日本社会に存在する様々な『気まずさ』を描いている。あなたの生活にも似たようなシーンがないか、見てみよう」としたうえで、「出かける前に隣人の気配を感じ、ドアの前でしばらく待機する」、「階段を1段飛ばしで登っていて最後に1段残ったときのリズムの悪さ」、「ガラスの前で身なりをチェックしていたら、その奥に人がいた時のきまずさ」、「エアコン室外機の前を通る時の気持ち悪さ」、「じゃあねと言った瞬間相手が真顔になるのを見た時の気まずさ」などといったトピックが描かれたイラストを多数紹介した。
 
 日本人であれば多くの人が思わず「そうそう」と頷くものばかりだが、記事を見た中国のネットユーザーも共感できる部分がかなりあったようだ。「室外機はまさにその通り」、「出かける時に隣人に出くわしたとき、忘れ物したふりをして家に入り、隣人がいなくなってから再出発した」といったコメントが寄せられている。特に、隣人との鉢合わせに気まずさを感じる人が、中国にも少なからずいるようである。
 
 なお、記事では「GUを見た後でユニクロに入った時の高級感」という話も紹介されているのだが、中国人の反応は「ユニクロは高級服の店ではないだろう」と今一つ。GUも中国展開しているもののまだ数店舗しかなく、多くの人がGUの存在やユニクロとの関係性を知らないのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)